Originは、さまざまな3Dおよび等高線図をサポートしており、それらは3Dおよび等高線ツールバーで1つに分かりやすくまとめられています。 すべてのグラフタイプは、メニューオプションを通じて作成することができます。
3D および 等高線図は、行列データまたはワークシートのXYZデータから作成することができます。さらに、ワークシートは仮想行列として扱うことができ、そこから曲面図や等高線図を作成することができます。ここをクリックして、仮想行列から3Dおよび等高線図を作成する詳細について見ることができます。
以下の最初の2つは、さまざまなデータフォーマットの主な違いと、それが3Dおよび等高線図に与える影響について示しています。 3番目の表は、あるデータフォーマットから別のデータフォーマットにデータを変換する方法を示しています。次のページは、3D および 等高線図の各グラフタイプについての詳細で、それぞれのグラフがどのデータフォーマットから作成できるかを示します。
次の表は等高線図を作成する際に必要なデータ形式と、それぞれで使用できる機能についてまとめています。等高線図の作成についての詳細は等高線図の作成を参照してください。
データフォーマット | 極座標等高線図 | 三点等高線図 | スムージング | カスタム境界 | 四角形の等高線グラフで非線形のX/Y軸 |
---|---|---|---|---|---|
ワークシートのXYZ列 | 可 | 可 | 可 | 可 | 可 |
行列ウィンドウ | 可 | 不可 | 不可 | 不可 | 不可 |
ワークシートの仮想行列 | 不可 | 不可 | 不可 | 不可 | 可 |
次の表は3Dグラフを作成する際に必要なデータ形式と、それぞれで使用できる機能についてまとめています。3Dグラフの作成についての詳細は3Dグラフの作成を参照してください。
データの構成 | スムージング | 非線形のX/Y軸 |
---|---|---|
ワークシートのXYZ列 | 不可 | 可 |
ワークシートのXYY列 | 不可 | 可 |
行列ウィンドウ | 不可 | 不可 |
ワークシートの仮想行列 | 不可 | 可 |
ワークシートデータを行列データに変換する方法については、行列変換とグリッディングを参照してください。 行列データをワークシートデータに変換する方法については、行列をワークシートに変換するを参照してください。
変換元/変換先 | XYZワークシート列 | 行列オブジェクト | ワークシートの仮想行列 |
---|---|---|---|
XYZワークシート列 | -- | ワークシート:行列に変換:XYZグリッディングメニューを使用します。等間隔の行列オブジェクトへの変換には複数のグリッディング法が利用できます。 | サポートされていません。 |
行列オブジェクト | 行列:ワークシートに変換メニューを使用し、手法をXYZ 列にセットします。 | -- | 行列:ワークシートに変換メニューを使用し、手法を形状のままにセットします。 |
ワークシートの仮想行列 | ワークシート:XYZ形式に変換メニューを使用します。 | ワークシート:行列変換:直接メニューを使用します。 | -- |
OpenGL (Open Graphic Library)はグラフィックのハードウェアを使用して高速にクオリティの高いグラフを作成します。Origin9 SR0より、デフォルトで全ての3DグラフはOpenGLベースになっています。以前のOriginのバージョンでは、3DグラフはGDI(Windows' Graphics Device Interface)を元に作成されていました。
OpenGLベースのグラフは次のような利点があります。
OpenGLのバージョンが3.0よりも低いと、機能に制限がかけられます。 |
グラフ描画する前にOpenGLの使用を制御するにはシステム変数@OGLを使用します。
@OGLのデフォルト値は1で、これは3Dグラフを作成するとOpenGLが使われることを示します。
OpenGLをオフにするには、次のように入力します。
@ogl=0;
コマンドウィンドウかスクリプトウィンドウに入力しましょう。コマンドを入力した後の3DグラフはGDIを使用して作図されます。
Note: OpenGLをオフにすることは、過去に描画されたOpenGLのグラフには影響を与えません。
OpenGLをオンにするには、次を実行します。
@ogl=1;
システム変数のデフォルトはOriginを再起動すると元に戻っています。
3D OpenGLの設定は、環境設定:3D OpenGLの設定と操作すると確認できます。3D OpenGLの設定ダイアログで、透過率やアンチエイリアスに関するオプションを設定できます。
以前のGDIベースの3Dグラフを含んだOPJがOrigin9以降で開かれた時、これらのグラフは自動的にOpenGLに変換されず、古い形式の作図の詳細ダイアログで古い設定を維持しています。
GDIベースのグラフをOpenGLベースグラフに変換するには、win -dgかlayer -3d c LabTalkコマンドを実行します。
この変換は元に戻せないので気を付けてください。
ライトや透過の設定をしたOpenGLグラフは、本質的にラスター形式のエクスポートのみサポートされています。PDFやEPSといったベクター形式でエクスポートすると、出力ファイルにラスターオブジェクトが埋め込まれ、他のアプリケーションで画像のサイズを変更すると出力の品質が落ちます。また、エクスポートされた画像では透過の設定が失われます。
3Dグラフをベクター形式(pdf, eps, emf など)でエクスポートするには、OpenGLをオフにして、GDIベースの3Dグラフを作成してください。 |
このセクションで以下の項目を説明します |