Origin C: Origin C Reference: Classes: Internal Origin Objectsの章を確認してください。
次のクラスは、Originオブジェクトを取り扱うのに使われます。詳細については、Originヘルプファイルクラス | 説明 |
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Axis |
このクラスは、OriginObjectクラスから派生され、Originの軸にアクセスするのに使うことができます。Originの軸は、Originページのレイヤに含まれます。 |
AxisObject |
このクラスは、OriginObjectクラスから派生され、軸刻み、グリッド線、ラベルを含むOriginの軸オブジェクトにアクセスするのに使うことができます。Originの軸オブジェクトは、Originのグラフページの軸に含まれます。 |
Collection |
このクラスは、ページ(プロジェクトファイル内のすべてのPageBaseオブジェクトのコレクション)などさまざまなOrigin内部オブジェクトのコレクションのテンプレートを提供します。このクラスは暗黙のテンプレート化された型 _TemplTypeを含み、これはコレクションの1つの要素の型です。例えば、ProjectクラスのPagesコレクションのテンプレート化された型(Collection<PageBase> Pages;) はPageBaseです。 各コレクションは、通常親クラスを持ち、そのデータメンバーはコレクションです。例えば、Projectには、すべてのページが含まれるので、Collection<PageBase> Pages はProjectクラスのメンバーの1つです。そのため、各コレクションは内部オブジェクトに接続されたり、接続されなかったりできます。 すべてのコレクションは、Collectionクラスで定義されるメソッドを使うことができます。foreachループは、コレクション内の各エレメントを一度にループする最も役立つ方法です。 |
CollectionEmbeddedPages |
このクラスは、ワークシート内に埋め込まれたページにアクセスするのに使われます。 |
Column |
このクラスは、DataObject, DataObjectBaseおよびOriginObjectクラスから派生し、そのメソッドとプロパティを継承しています。このクラスで、メソッドとプロパティはOriginワークシート列に対して提供されます。ワークシートオブジェクトは、Columnオブジェクトのコレクションを含み、各ColumnオブジェクトはDatasetを持ちます。Columnオブジェクトは、主に関連Datasetのデータのスタイルを制御するのに使用します。 Columnオブジェクトは、ラッパーオブジェクトで、これはOriginの内部の列オブジェクトを参照しますが、実際にはそれはOrigin内には存在しません。 |
DataObject |
このクラスはDataObjectBaseクラスから派生され、ワークシートの列と行列のオブジェクトの基底クラスです。Originのデータオブジェクトは、Originページのレイヤに含まれます。例えば、列(データオブジェクト)は、ワークシートウィンドウ(ページ)のワークシート(レイヤ)に含まれます。 |
DataObjectBase |
このクラスは抜粋した基底クラスで、DataObject と DataPlotに関連したクラスタイプを取り扱うメソッドとプロパティを提供します。つまり、この型のオブジェクトは構築することができず、DataObject, Column, MatrixObject, DataPlotのような派生クラスのオブジェクトが代わりに使われます。 |
DataPlot |
このクラスは、DataObjectBaseおよびOriginObjectクラスから派生し、そのメソッドとプロパティを受け継いでいます。このクラスで、メソッドとプロパティはOriginデータプロットに対して提供されます。Originの内部データプロットオブジェクトは、Originのデータプロットの特徴を保存するのに使われ、グラフページ上のグラフレイヤに含まれます。 DataPlotオブジェクトはラッパーオブジェクトで、これはOriginの内部のデータプロットを参照しますが、実際にはそれはOrigin内には存在しません。つまり、複数のラッパーオブジェクトは、同じ内部Originオブジェクトを参照できます。 |
DataRange |
データ範囲の構築やワークシート、行列、グラフウィンドウにデータをアクセスするために、このクラスにはメソッドとプロパティがあります。このクラスは、データ自体を持たず、ページ名、シート名(グラフに対してレイヤインデックス)、行/列のインデックス(グラフに対してデータプロットのインデックス)でデータ範囲を保持するだけです。 複数データ範囲がDataRangeオブジェクトに含まれ、部分データ範囲はデータシート全体、1つの列、1つの行、連続した複数列、連続した複数行にすることができます。 |
DataRangeEx |
このクラスは、DataRangeの拡張クラスです。 |
DatasetObject |
このクラスは、非数値データセットにアクセスするのに使われ、通常、これはColumnオブジェクトのメンバーです。 |
Datasheet |
このクラスは、LayerおよびOriginObjectクラスから派生し、そのメソッドとプロパティを継承しています。このクラスは、Originのワークシートと行列レイヤを扱うのに使われます。 |
Folder |
プロジェクトエクスプローラは、Windowsエクスプローラのようなフォルダ/サブフォルダ構造を持つOrigin内のユーザインターフェースです。これは、Originプロジェクトファイル内のグラフ、レイアウト、行列、ノート、ワークシートウィンドウを整理したり、アクセスするのに使用します。 Folderクラスは、プロジェクトエクスプローラのメソッドとプロパティにアクセスでき、すべてのOriginページとプロジェクトエクスプローラフォルダのコレクションを含みます。 Folderオブジェクトは、ラッパーオブジェクトで、これはOriginの内部のプロジェクトエクスプローラオブジェクトを参照しますが、実際にはそれはOrigin内には存在しません。つまり、複数のラッパーオブジェクトは、同じ内部Originオブジェクトを参照できます。 |
fpoint3d |
このクラスは、3次元空間の (x, y, z) 座標に対してdouble型のデータポイントを扱うのに使われます。 |
fpoint |
このクラスは、2次元 (x, y) 座標に対してdouble型のデータポイントを扱うのに使われます。 |
GetGraphPoints |
このクラスは、画面上のポイントの位置(x, y)を取得したり、Originのグラフウィンドウからデータポイントを取得するのに使います。 |
GraphLayer |
このクラスは、LayerおよびOriginObjectクラスから派生し、そのメソッドとプロパティを継承しています。このクラスで、メソッドとプロパティはOriginグラフレイヤに対して提供されます。 内部のOriginグラフページには、1つ以上のグラフレイヤが含まれ、グラフレイヤには、1つ以上のデータプロットが含まれます。つまり、GraphPageクラスはGraphLayerオブジェクトのコレクションを含み、GraphLayerクラスはDataPlotオブジェクトのコレクションを含みます。GraphLayerオブジェクトは、ラッパーオブジェクトで、これはOriginの内部のグラフレイヤオブジェクトを参照しますが、実際にはそれはOrigin内には存在しません。複数のラッパーオブジェクトは、同じ内部Originオブジェクトを参照できます。 |
GraphObject |
このクラスは、OriginObject クラスから派生し、そのメソッドとプロパティを受け継いでいます。このクラスでは、メソッドとプロパティがOriginのグラフオブジェクトを取り扱うために提供され、これにはテキスト注釈、図形オブジェクト(矩形、矢印、線オブジェクトなど)、データプロットのスタイルフォルダ、関心のある領域(ROI)を含みます。 Originのグラフオブジェクトは、一般に、Originページ上のレイヤに含まれ、GraphLayerクラスはGraphObjectsのコレクションを含みます。Graphオブジェクトは、ラッパーオブジェクトで、これはOriginの内部のグラフオブジェクトを参照しますが、実際にはそれはOrigin内には存在しません。複数のラッパーオブジェクトは、同じ内部Originオブジェクトを参照できます。 |
GraphPage |
このクラスは、Page, PageBaseおよびOriginObjectクラスから派生し、そのメソッドとプロパティを継承しています。このクラスで、メソッドとプロパティはOriginグラフページ(ウィンドウ)を取り扱うために提供されます。GraphPageオブジェクトは、ラッパーオブジェクトで、これはOriginの内部のグラフページオブジェクトを参照しますが、それはOrigin内には存在しません。つまり、複数のラッパーオブジェクトは、同じ内部Originオブジェクトを参照できます。 Project クラスは、開いているプロジェクトファイル内のGraphPagesというGraphPageオブジェクトのコレクションを含みます。GraphPageオブジェクトは、Originのグラフページ上のレイヤを位置付け、アクセスするのに使われ、DataPlotsやGraphicObjectsなどのレイヤ内のオブジェクトにアクセスするのに使うこともできます。 |
GraphPageBase |
このクラスは、GraphPageとLayoutPageの基底クラスです。 |
Grid |
このクラスは、データシートウィンドウ(Originのワークシートと行列シート)のフォーマットをセットするのに使われます。データ選択、列/行ラベルの表示、セルのテキストの色、セルの統合など、特別な関数もこのクラスで提供されています。 |
GroupPlot |
このクラスは、OriginObjectクラスから派生され、Originのグループプロットを取り扱うのに使うことができます。GroupPlotのオブジェクトは、Originページのレイヤに含まれます。 |
Layer |
このクラスは、OriginObject クラスから派生し、そのメソッドとプロパティを受け継いでいます。このクラスで、メソッドとプロパティはOrigin内部のレイヤを取り扱うために提供されます。ノートページを除く、すべてのOriginページ(ウィンドウ)には1つ以上のレイヤを含みます。 Originオブジェクトは、通常ページ上にあり、ページに含まれるレイヤに含まれます。多くのグラフオブジェクトはレイヤに含まれ、Layerクラスはグラフオブジェクトのコレクションを含みます。 Layerオブジェクトは、ラッパーオブジェクトで、これはOriginの内部のレイヤオブジェクトを参照しますが、実際にはそれはOrigin内には存在しません。複数のラッパーオブジェクトは、同じ内部Originオブジェクトを参照できます。 |
LayoutPage |
このクラスは、Page, PageBaseおよびOriginObjectクラスから派生し、そのメソッドとプロパティを受け継いでいます。このクラスで、メソッドとプロパティはOriginの内部レイアウトページ(ウィンドウ)を取り扱うために提供されます。ProjectクラスはLayoutPageオブジェクトのコレクションを含みます。 LayoutPageオブジェクトは、ラッパーオブジェクトで、これはOriginの内部のレイアウトページオブジェクトを参照しますが、それはOrigin内には存在しません。複数のラッパーオブジェクトは、同じ内部Originオブジェクトを参照できます。 |
Layout |
このクラスは、LayerおよびOriginObjectクラスから派生し、そのメソッドとプロパティを継承しています。このクラスで、メソッドとプロパティはOrigin内部のレイアウトレイヤを取り扱うために提供されます。Originのレイアウトページは、他のオブジェクトを含むレイアウトレイヤを含みます。 Layoutオブジェクトは、ラッパーオブジェクトで、これはOriginの内部のレイアウトオブジェクトを参照しますが、それはOrigin内には存在しません。複数のラッパーオブジェクトは、同じ内部Originオブジェクトを参照できます。 |
MatrixLayer |
このクラスは、Datasheet, LayerおよびOriginObjectクラスから派生し、そのメソッドとプロパティを受け継いでいます。このクラスで、メソッドとプロパティはOriginの行列ページの行列レイヤを取り扱うために提供されます。Originの行列は、多くの行列オブジェクトを含み、MatrixLayerクラスは行列レイヤ内の行列オブジェクトのコレクションを含みます。 MatrixLayerオブジェクトは、ラッパーオブジェクトで、これはOriginの内部の行列レイヤオブジェクトを参照しますが、実際にはそれはOrigin内には存在しません。複数のラッパーオブジェクトは、同じ内部Originオブジェクトを参照できます。 |
MatrixObject |
このクラスは、DataObject, DataObjectBaseおよびOriginObjectクラスから派生し、そのメソッドとプロパティを継承しています。このクラスは、Originの行列オブジェクトを扱うのに使われます。 MatrixObjectは、内部のOrigin行列内のデータのスタイルを制御するのに使われ、Matrixクラスは行列のデータにアクセスするのに使われます。つまり、ColumnクラスがDatasetクラスと同じ関係を持つように、MatrixObjectクラスはMatrixと同じ関係を持ちます。言い換えれば、ワークシート列(Column)がデータセット(Dataset)を保持するように、Originの内部行列オブジェクト(MatrixObject)は行列データセット(Matrix)を保持します。行列のセルに表示されているデータ値は、Z値として参照され、関連するXとY値は、それぞれ行列の列と行に線形でマッピングされます。仮にMatrixLayerに対して1つのMatrixObjectしかないとしても、MatrixLayerは、MatrixObjectsのコレクションを持ちます。 MatrixObjectは、ラッパーオブジェクトで、これはOriginの内部の行列オブジェクトを参照しますが、実際にはそれはOrigin内には存在しません。複数のラッパーオブジェクトは、同じ内部Originオブジェクトを参照できます。 |
MatrixPage |
このクラスは、Page, PageBaseおよびMatrixPageクラスから派生し、そのメソッドとプロパティを受け継いでいます。このクラスで、メソッドとプロパティはOriginの内部行列ページ(ウィンドウ)を取り扱うために提供されます。 MatrixPageオブジェクトは、ラッパーオブジェクトで、これはOriginの内部の行列ページオブジェクトを参照しますが、それはOrigin内には存在しません。複数のラッパーオブジェクトは、同じ内部Originオブジェクトを参照できます。 Project クラスは、開いているプロジェクトファイル内のMatrixPagesというMatrixPageオブジェクトのコレクションを含みます。MatrixPageオブジェクトは、Originの行列ページ上のレイヤを位置付け、アクセスするのに使われ、MatrixObjectsやGraphicObjectsなどのレイヤ内のオブジェクトにアクセスするのに使うこともできます。 |
Note |
このクラスは、PageBaseおよびOriginObjectクラスから派生し、そのメソッドとプロパティを受け継いでいます。このクラスで、メソッドとプロパティはOriginの内部ノートページ(ウィンドウ)を取り扱うために提供されます。ProjectクラスはNoteオブジェクトのコレクションを含みます。 Noteオブジェクトは、ラッパーオブジェクトで、これはOriginの内部のノートページを参照しますが、実際にはそれはOrigin内には存在しません。複数のラッパーオブジェクトは、同じ内部Originオブジェクトを参照できます。 |
OriginObject |
このクラスは、すべてのOriginオブジェクトのOrigin Cの基底クラスです。メンバー関数とデータメンバーは、すべてのOriginオブジェクトに対して、このクラスで提供されます。 |
Page |
このクラスは、PageBaseおよびOriginObjectクラスから派生し、そのメソッドとプロパティを継承しています。このクラスで、1つ以上のレイヤを含むOrigin内部のページ(ノートウィンドウを除く)を扱うためにメソッドとプロパティが提供されます。Pageクラスは、ページ内のレイヤのコレクションを含みます。 Pageオブジェクトは、ラッパーオブジェクトで、これはOriginの内部のページオブジェクトを参照しますが、それはOrigin内には存在しません。複数のラッパーオブジェクトは、同じ内部Originオブジェクトを参照できます。 |
PageBase |
このクラスは、Origin内部のページ(ウィンドウ)に対してメソッドとプロパティを提供します。通常、このクラスは2つの方法のうちの1つで使われます。1つの方法は、PageBaseオブジェクトを一般的な関数のパラメータとして使い、特定のPageオブジェクトを使わずに行います。もう1つの方法は、PageBaseオブジェクトを不明なアクティブページに接続するものです。どちらの方法も、特定のページオブジェクトを取り扱うことができます。Note, GraphPage, WorksheetPage, LayoutPage, MatrixPageを含む派生ページ型の抽象クラスとして動作することが、このクラスの目的にもなっています。 |
point |
このクラスは、整数の (x, y) 座標を持つ2次元の平面にあるデータポイントを扱うのに使われます。 |
Project |
このクラスは、Originプロジェクトファイルのほとんどのオブジェクトにアクセスするメソッドとプロパティを提供します。Projectクラスは、Projectファイル内の異なるページタイプのコレクション、すべてのデータセット(ワークシート列ではない一時データセット)のコレクションを含みます。このクラスは、ActiveCurve, ActiveLayer, ActiveFolderを含むRootFolderプロパティだけでなく、プロジェクトファイルのアクティブオブジェクトを取得するメソッドを提供します。 Projectオブジェクトは、ラッパーオブジェクトで、これはOriginの内部のプロジェクトオブジェクトを参照しますが、実際にはそれはOrigin内には存在しません。一度に1つのプロジェクトファイルだけをOriginで開くことができるので、すべてのProjectオブジェクトは現在開いているプロジェクトファイルを参照します。 |
ROIObject |
このクラスは、GraphObjectクラスから派生し、そのメソッドとプロパティを受け継いでいます。このクラスで、メソッドとプロパティはOriginの関心のある領域(ROI)に対して提供されます。OriginのROIは、Origin行列内の関心のある領域を識別するのに使われます。 ROIObjectは、ラッパーオブジェクトで、これはOriginの内部のROIオブジェクトを参照しますが、実際にはそれはOrigin内には存在しません。複数のラッパーオブジェクトは、同じ内部Originオブジェクトを参照できます。 |
Scale |
このクラスは、OriginObject クラスから派生し、そのメソッドとプロパティを受け継いでいます。このクラスで、メソッドとプロパティはOriginの軸スケールを取り扱うために提供されます。2つのスケールオブジェクト (XスケールトYスケール)がグラフページの各グラフレイヤに含まれます。 Scaleオブジェクトは、ラッパーオブジェクトで、これはOriginの内部のスケールオブジェクトを参照しますが、実際にはそれはOrigin内には存在しません。これは、複数のラッパーオブジェクトが同じ内部Originオブジェクトを参照できるということです。 |
storage |
Originは、バイナリタイプ(TreeNode型)とINIタイプ (INIFile型)の情報を、WorksheetPage, Column, Folder, GraphPage, GraphLayer, DataPlot, ProjectなどのOriginObjectから派生したOrigin CオブジェクトにすることができるOriginオブジェクトに保存します。 |
StyleHolder |
このクラスは、GraphObjectおよびOriginObjectクラスから派生し、そのメソッドとプロパティを継承しています。このクラスで、メソッドとプロパティはデータプロットスタイルホルダに提供されます。データプロットスタイルホルダは、プロットタイプ情報を保存するのに使われます。 StyleHolderオブジェクトは、ラッパーオブジェクトで、これはOriginの内部のStyleHolderオブジェクトを参照しますが、実際にはそれはOrigin内には存在しません。複数のラッパーオブジェクトは、同じ内部Originオブジェクトを参照できます。 |
UndoBlock |
このクラスは、プロジェクトに安全にアクセスする2つの関数 UndoBlockBegin() と UndoBlockEnd()を提供しています。 |
WorksheetPage |
このクラスは、Page, PageBaseおよびOriginObjectクラスから派生し、そのメソッドとプロパティを継承しています。このクラスで、メソッドとプロパティはOriginの内部ワークシートページ(ウィンドウ)に提供されます。ProjectクラスはWorksheetPageオブジェクトのコレクションを含みます。 WorksheetPageオブジェクトは、ラッパーオブジェクトで、これはOriginの内部のワークシートページオブジェクトを参照しますが、実際にはそれはOrigin内には存在しません。複数のラッパーオブジェクトは、同じ内部Originオブジェクトを参照できます。 |
Worksheet |
このクラスは、Datasheet, LayerおよびOriginObjectクラスから派生し、そのメソッドとプロパティを受け継いでいます。このクラスで、メソッドとプロパティはOriginのワークシートページのワークシートレイヤを取り扱うために提供されます。 Originのワークシートは、多くのワークシート列を含み、Worksheetクラスはワークシート内のすべての列のコレクションを含みます。 Worksheetオブジェクトは、ラッパーオブジェクトで、これはOriginの内部のワークシートオブジェクトを参照しますが、実際にはそれはOrigin内には存在しません。複数のラッパーオブジェクトは、同じ内部Originオブジェクトを参照できます。 |
XYRange |
このクラスは、DataRangeクラスから派生し、そのメソッドとプロパティを受け継いでいます。このクラスで定義したクラスを使うことで、データ範囲は、1つの独立変数(X)と1つの従属変数(Y)を持ち、行列およびワークシートから得ることができ、行列およびワークシートに配置することができます。これはグラフウィンドウにプロットを作成するのに使用することもできます。 DataRangeクラスのように、XYRangeクラスは、データ自体を持たず、ページ名、シート名(グラフに対してレイヤインデックス)、行/列のインデックス(グラフに対してデータプロットのインデックス)でデータ範囲を保持するだけです。すべてのXYRangeオブジェクトには複数のXYデータ範囲を含めることができます。 |
XYRangeComplex |
このクラスは、XYRangeおよびDataRangeクラスから派生し、そのメソッドとプロパティを継承しています。このクラスは、行列とワークシートウィンドウに対する複素数型のXYデータセットを取得し、セットするのに使われます。 DataRangeクラスのように、XYRangeComplexクラスは、データ自体を持たず、ページ名、シート名、行/列のインデックスでデータ範囲を保持するだけです。すべてのXYRangeComplexオブジェクトには複数のXY複素数データ範囲を含めることができます。 |
XYZRange |
このクラスは、DataRangeクラスから派生し、そのメソッドとプロパティを受け継いでいます。このクラスは、行列とワークシートウィンドウに対するXYZデータセットを取得し、セットするのに使われます。 DataRangeクラスのように、XYRangeクラスは、データ自体を持たず、ページ名、シート名、行/列のインデックスでデータ範囲を保持するだけです。すべてのXYZRangeオブジェクトには複数のXYZデータ範囲を含めることができます。 |