impNetCDF


目次

  1. 1 メニュー情報
  2. 2 概要
  3. 3 コマンドラインの使用法
  4. 4 変数
  5. 5 説明
    1. 5.1 ダイアログオプションの詳細
  6. 6 サンプル
  7. 7 関連するXファンクション

メニュー情報

データ: ファイルからインポート: NetCDF (NC)


メニューにない場合、データ: ファイルからインポート: ファイルの種類の追加/削除を選択します。

File Import Add Menu.png

ドラッグアンドドロップをサポートするファイルとして追加するには、インポートフィルタマネージャーを参照してください。

概要

バージョン4.7.0までのnetCDFファイルをインポートします。DAPはサポートしていません。

コマンドラインでの使用法

1. fname$=RUC.nc; impNetCDF;
2. impNetCDF fname:="RUC.NC"; 

変数

表示
変数
I/O

データ型
デフォルト
説明
ファイル名 fname

入力

string

fname$

インポートするファイルのファイル名。リストボックスの隣にある参照ボタンをクリックして、1つ以上のファイルを開くと、ボックス内にファイル名が表示されます。

ファイル情報とデータ選択 trfiles

入力

TreeNode

<unassigned>

目的のデータチャネルを選択するために使用します。詳細はこの文書の説明を確認してください。
詳細は説明の表をご覧下さい。

出力 orng

出力

Range

<active>

インポートされるデータの範囲を指定します。 シンタックスはここをご覧ください。

ヘッダ情報 trheader

出力

TreeNode

<unassigned>

ヘッダ情報出力についてのオプションで、GUIでは表示されません。ユーザが、この変数を使用することはお勧めできません。
詳細は説明の表をご覧下さい。

インポートフィルタ trFilter

入力

TreeNode

<optional>

インポートフィルタについてのオプションで、GUIでは表示されません。ユーザが、この変数を使用することはお勧めできません。
詳細は説明の表をご覧下さい。

説明

Network Common Data Form (NetCDF)は、ソフトウェアライブラリとデータフォーマットのセットです。これらの自己記述形式および機器に依存しない形式は、配列指向の科学データの作成、アクセス、および共有をサポートします。そしてそれはプラットフォームに依存しません。

このXファンクションはNetCDFデータファイルをインポートするのに使い、4.7.0以下のバージョンをサポートしています。DAPはサポートしていません。

複数ファイルのインポートをサポートしています。NetCDFをインポートすると、少なくとも1つのワークブックまたは行列ブックが作成されます。ワークブックは1次元のデータセットを保存するのに使用され、行列ブックは2次元以上を保存するのに使用されます。後者の場合、データセットの異なる次元は行列シートの異なるチャネルに保存されます。

ダイアログオプションの詳細

この変数はツリーノードです。ファイル情報を表示し、インポートするチャンネルを選択できます。各サブツリーノードの名前は、対応するファイルの名前です。各サブツリーノードには、ファイルサイズと利用可能なデータが一覧表示されます。データは次元毎に保存されます。
この変数はチェックボックスです。選択されている場合、ワークブックにファイルの情報が保存されます。選択されていない場合、ファイル情報はオーガナイザに保存されず、再インポート機能は使用できませんが、インポート速度は向上します。

サンプル

1. 以下のサンプルでは、ダイアログでNetCDF(NC)データをインポートします。

a. Originのメニューからデータ:ファイルからインポート:NetCDF (NC) を選択するか、
impNetCDF -d
とコマンドウィンドウで入力します。これにより NetCDF ダイアログが開き、インポートするファイルを選択します。
b. データファイルの場所までブラウズします。ファイルを選択してファイルの追加ボタンをクリックします。OK をクリックして、ダイアログを閉じます。
c. impNetCDFダイアログボックスでデータ選択の項目を開き、目的のチャンネルを選択します。OK をクリックして、ダイアログボックスを閉じ、インポートします。

2. 以下のコマンドはダイアログを開くことなくNetCDFファイル(C:\Sample.NC)をインポートします。

fname$="C:\Sample.NC";
impNetCDF

3. 次の例は、スクリプトを使って、指定したフォルダ (C:\NetCDFData\ とします)にあるすべてのNetCDFファイルをインポートします。

cd C:\NetCDFData;
findFiles ext:="*.nc";
impNetCDF

関連 X ファンクション

cd, impinfo, findFiles, impFile