impFile

内容

  1. 1 概要
  2. 2 コマンドラインでの使用法
  3. 3 変数
  4. 4 説明
  5. 5 サンプル
  6. 6 関連のXファンクション

概要

事前に定義したフィルタを使ってファイルをインポートします。

コマンドラインでの使用法

1. impFile fname:="C:\Sample.wav" filtername:="WAV.oif" location:=system;

2. impFile fname="C:\Sample.wav" filtername="C:\Program Files\Origin8\Filters\wav.oif";

変数

表示
変数
I/O

データ型
デフォルト
説明
ファイル名 fname

入力

string

fname$

インポートするファイルのファイル名を指定します。リストボックスの隣にある参照ボタンをクリックして、1つ以上のファイルを開くと、そのボックスにファイル名が表示されます。

フィルター名 filtername

入力

string

 

インポートするフィルタのファイル名を指定します。参照ボタンをクリックしてフィルタを選択します。

フィルタの場所 location

入力

int

system

フィルタの場所を指定します。これは、フィルタ名にフルパスで指定されていない場合にのみ利用できます。そして、Xファンクションは、次のリストから選択した場所でフィルタを見つけます。
オプションリスト

  • data:データファイルフォルダ
    フィルタはデータファイルと同じフォルダにあります。
  • system:現在のOriginフィルタフォルダ
    フィルタはOriginの作業フィルタにあります。これは<Originインストールフォルダ>\Filters\です。
  • user:ユーザフィルタフォルダ
    フィルタはユーザフィルタフォルダにあります。これは<Originユーザフォルダ>\Filters\です。
  • page:ターゲットページ
    フィルタは目的のページ(ワークシート)に保存されています。
出力 orng

出力

Range

<active>

インポートするデータの範囲

説明

このXファンクションは、事前に定義したフィルタを使ってファイルをインポートします。これはメニューには表示されず、スクリプトからのみアクセスできます。フィルタはインポートウィザードまたはXファンクションのiwfilterで作成することができます。ファイルを正しくインポートするには、フィルタはデータファイルと対応していなければなりません。

サンプル

1. 次の例は、ダイアログを使ってWAV音声ファイル (C:\WAVData\Sample.wavとします)をインポートします。

a.コマンドウィンドウにimpFile –d と入力して、ダイアログボックスを開きます。
b.Xファンクションのダイアログを開く前に、ファイルを開く ダイアログを開き、インポートするファイルを選択します。 C:\WAVDataフォルダに移動します。Sample.wav ファイルを選択し、「ファイルの追加」ボタンをクリックします。 OK をクリックして、ダイアログを閉じます。
c. impFile ダイアログボックスで、フィルタ名 編集ボックスの隣にある参照ボタンをクリックし、<Originインストールフォルダ>\Filters\WAV.oifフィルタファイルを選択します。
d.フィルタ名にはフルパスが含まれているので、フィルタの場所 のリストボックスがグレーアウトされ、利用できなくなっています。
e. OK をクリックして、ダイアログを閉じ、ファイルをインポートします。

2. 次のスクリプトは、ダイアログを開かずに、上記の例と同じように、WAVファイルをインポートします。

impFile filename:= "C:\WAVData\Sample.wav" filtername:="wav.oif" location:=1;

3. 次の例は、スクリプトを使って、指定したフォルダ (C:\SPEData\とします)にあるすべてのSPEファイルを組込のSPEフィルタを使ってインポートします。

cd C:\SPEData;
findFiles ext:="*.spe";
impFile filtername:="spe.oif" location:=1;

関連のXファンクション

iwfilter, cd, findFiles, impinfo, impASC, impWav, impSPE, impNetCDF