ファイル:インポート:Excel(XLS,XLSX,XLSM)
Excelを使用せずに、Excel (XLS, XLSX....)ファイルをOriginに直接インポートします。
Origin 2017より前のバージョンでは、OriginでXLSXファイルを開くためにバックグラウンドでExcelを起動するもう一つのXファンクション(impExcel参照) を使用していました。
1. fname$="sample.xls"; impMSExcel; // sample.xlsファイルをインポート
2. impMSExcel fname:="c:\test1.xlsxt%(crlf)c:\test2.xlsx" options.sparklines:=1 options.Mode:=4 options.headers.LongName:=1 options.headers.Units:=2;
表示名 |
変数名 |
I/O と データ型 |
デフォルト値 |
説明 |
ファイル名 |
fname |
入力 string |
fname$ |
インポートするファイルのファイル名 |
ファイル情報 |
trfiles |
入力 TreeNode |
<unassigned> |
ファイルサイズを表示するためにダイアログで使用されます。情報はOriginが自動的に探します。 |
インポートオプション |
入力 TreeNode |
<unassigned> |
これは主にダイアログ内で使用され、インポートオプションを修正する際に使用します。 詳細は説明をご覧ください |
|
出力 |
orng |
出力 範囲 |
<active> |
これは出力範囲を指定するのに使用します。 |
ヘッダ情報 |
trheader |
出力 TreeNode |
<optional> |
ヘッダ情報出力のオプションです。GUIでは表示されません。ユーザが、この変数を使用することはお勧めできません。 |
繰り返しインポート |
reimp |
入力 int |
0 |
現在のインポートが再インポートの処理かどうか指定します。GUIでは表示されません。この変数の使用はお勧めされません。 |
このXファンクションはMicrosoft Excelファイルをインポートするのに使います。COMを使用しないので、Excelがインストールされていなくても.XLS、.XLSX、.XLSMファイルをインポートできます。
impMSExcel -d
とコマンドウィンドウで入力します。インポートしたExcelウィンドウには1シート以上がある可能性があります。全てのシートは目的のワークブックで別々のワークシートに、同じインポートの設定でインポートされます。インポート設定の詳細はオプションツリーの詳細セクションをご覧ください。
Origin 2015では、ExcelからOriginに複数のシートを再インポートできます。Excel再インポートの間、Originが最新のデータを使用するためにリンクは維持されます。Excelファイルを再インポートする場合、
reimport -d
とコマンドウィンドウで入力するとExcelファイルを再インポートします。Origin2016から導入された<クローン>テンプレートを使用すると、用意したワークブックテンプレートまたは分析テンプレートに、Excelブックのカスタマイズ/分析データを一括処理するためにExcelワークブックをインポートすることが出来ます。詳細はオプションツリーの詳細セクションをご覧ください。
以下のサンプルはExcelファイルを工場出荷時のデフォルト設定でインポートします。
以下のコマンドはExcelファイル(c:\test.xls)をダイアログを開くことなくインポートするスクリプトです。
newbook; string fname$ = system.path.program$ + "Samples\Graphing\Excel Data.xls"; impMSExcel options.cellfmts:=1 options.headers.MainheaderLines:=1 options.headers.SubheaderLines:=1 options.headers.LongName:=1; //copy cell format of Excel file while importing