impMSExcel


内容

  1. 1 メニュー情報
  2. 2 概要
  3. 3 コマンドラインの使用法
  4. 4 変数
  5. 5 説明
    1. 5.1 オプションツリーの詳細
  6. 6 サンプル
    1. 6.1 サンプル 1
    2. 6.2 サンプル 2
  7. 7 関連するXファンクション

メニュー情報

ファイル:インポート:Excel(XLS,XLSX,XLSM)

概要

Excelを使用せずに、Excel (XLS, XLSX....)ファイルをOriginに直接インポートします。

Origin 2017より前のバージョンでは、OriginでXLSXファイルを開くためにバックグラウンドでExcelを起動するもう一つのXファンクション(impExcel参照) を使用していました。

コマンドラインでの使用法

1. fname$="sample.xls"; impMSExcel; // sample.xlsファイルをインポート

2. impMSExcel fname:="c:\test1.xlsxt%(crlf)c:\test2.xlsx" options.sparklines:=1 options.Mode:=4 options.headers.LongName:=1 options.headers.Units:=2;

変数

表示名

変数名

I/O データ型

デフォルト値

説明

ファイル名

fname

入力

string

fname$

インポートするファイルのファイル名

ファイル情報

trfiles

入力

TreeNode

<unassigned>

ファイルサイズを表示するためにダイアログで使用されます。情報はOriginが自動的に探します。

インポートオプション

options

入力

TreeNode

<unassigned>

これは主にダイアログ内で使用され、インポートオプションを修正する際に使用します。

詳細は説明をご覧ください

出力

orng

出力

範囲

<active>

これは出力範囲を指定するのに使用します。

ヘッダ情報

trheader

出力

TreeNode

<optional>

ヘッダ情報出力のオプションです。GUIでは表示されません。ユーザが、この変数を使用することはお勧めできません。

繰り返しインポート

reimp

入力

int

0

現在のインポートが再インポートの処理かどうか指定します。GUIでは表示されません。この変数の使用はお勧めされません。

説明

このXファンクションはMicrosoft Excelファイルをインポートするのに使います。COMを使用しないので、Excelがインストールされていなくても.XLS、.XLSX、.XLSMファイルをインポートできます。

インポートしたExcelウィンドウには1シート以上がある可能性があります。全てのシートは目的のワークブックで別々のワークシートに、同じインポートの設定でインポートされます。インポート設定の詳細はオプションツリーの詳細セクションをご覧ください。

Origin 2015では、ExcelからOriginに複数のシートを再インポートできます。Excel再インポートの間、Originが最新のデータを使用するためにリンクは維持されます。Excelファイルを再インポートする場合、

Origin2016から導入された<クローン>テンプレートを使用すると、用意したワークブックテンプレートまたは分析テンプレートに、Excelブックのカスタマイズ/分析データを一括処理するためにExcelワークブックをインポートすることが出来ます。詳細はオプションツリーの詳細セクションをご覧ください。

オプションツリーの詳細

利用可能な多くのインポートオプションの詳細についてはimpMSExcelオプションツリーノードの情報ページをご覧ください。

サンプル

サンプル 1

以下のサンプルはExcelファイルを工場出荷時のデフォルト設定でインポートします。

  1. 新規ワークブックを開きます。Originのメニューから操作するには、ファイル:インポート:Excel(XLS,XLSX,XLSM)を選びます。 これはExcel ダイアログを開き、インポートファイルを選択します。
  2. <Originインストールフォルダ>/Samples/Import and Export/United States Energy (1980-2013).xlsファイルを選択します。ファイルの追加ボタンをクリックします。オプションダイアログを表示するチェックボックスにチェックが付いている事を確認してOKをクリックします。
  3. 表示されたimpMSExcelダイアログボックスで、以下の画像のようにヘッダ行を指定します。OkをクリックしてExcelファイルをインポートします。
ImportMSExcel 01.png

サンプル 2

以下のコマンドはExcelファイル(c:\test.xls)をダイアログを開くことなくインポートするスクリプトです。

newbook; string fname$ = system.path.program$ + "Samples\Graphing\Excel Data.xls"; impMSExcel options.cellfmts:=1 options.headers.MainheaderLines:=1 options.headers.SubheaderLines:=1 options.headers.LongName:=1; //copy cell format of Excel file while importing

関係する X ファンクション

impfile, impinfo, impExcel