MSExcelインポートのツリーノードに関する詳細


内容

オプション

オプションツリーは、impMSExcel Xファンクションのインポートオプションを全て指定します。

シンタックス: Options..Treenode:=<value>

サンプル: Options.sparklines:=1

ツリーノード ラベル データ型 デフォルト 説明
FirstMode 第1ファイルインポートモード int 0 最初にインポートするファイルのインポートモードを指定します。オプションリスト:
  • 0: 既存データを置き換える
    目的のウィンドウ内にデータがある場合は削除され、新しいデータがインポートされます。
  • 3: ブックを新たに作って読み込む
    インポートされた最初のファイルのために新しいブックを作成します。
  • 4: シートを新たに作って読み込む
    インポートされた最初のファイルのために新しいシートを作成します。
  • 1: 各シートに対して新しい列を開始
    最初にインポートされたファイルの各シートのために目的のワークシートに新しい列を追加します。
Mode 複数ファイルのインポートモード(第1ファイル以外) int 3 複数のファイルに対して、第1ファイル以外のインポートモードを選択します。オプションリスト:
  • 3: ブックを新たに作って読み込む
    インポートするファイルに対して新しいブックを作成します。
  • 4: シートを新たに作って読み込む
    インポートするファイルに対して新しいシートを作成します。
  • 1: 各シートに対して新しい列を開始
    目的のワークシートに列を追加し、ファイルをインポートします。
PageTemplate テンプレート名 String <デフォルト> 新しいワークブックかワークシートにインポートする時のテンプレートを指定します。このオプションは、既存データを置き換えるインポートモードシートを新たに作って読み込むブックを新たに作って読み込むに設定されている時に使用します。デフォルトでは、Originのワークブックテンプレート<default> が使用されます。ドロップダウンリストでは、特別なテンプレート<クローン> が利用でき、現在のワークシート/ワークブックを複製して、アクティブなワークブックをファイルインポートのテンプレートとして使用します。
ColDesignations 列のXY属性 string 列の属性を指定します。列の属性に関する詳しいシンタックス(属性の繰り返しのような)は こちらのヘルプページ をご参照ください。指定された属性は、全てのシートに自動で適用されます。
sparklines スパークラインの追加 int 1 データのスパークラインを追加するかどうかを指定します。オプションリスト
  • 0:しない
    スパークラインを追加しません。
  • 1: する
    スパークラインを追加します。
  • 2: はい(50列より少ない場合)
    50列より少ない場合はスパークラインを追加します。
cellfmts インポートセルフォーマット int 0 エクセルファイルのインポートセルフォーマット(テキストの色、フォント、セルの高さなど)を指定します。
emptycols 空白列の最大数 (すべてを指定するには-1) int 0 空列の最大数を指定します。
excludeempty 空のシートを削除 int 1 対象のウィンドウに空のシートを入力するかどうかを指定してください。チェックがついている場合、空のシートはファイル情報ブランチのファイルシートブランチに表示されません。
allsheets ヘッダを全てのシートに適用 int 0 ヘッダ設定を全てのExcelシートに適用するか指定します。

ワークシート/ブックの名前を付ける/変更する

オプションツリーのワークシート/ブックの名前を付ける/変更するブランチはワークシートとワークブックの名づけについて指定します。

シンタックス: Options.Names.Treenode:= <value>

サンプル:
// filenameの一部でワークブックを名前付けする  :
Options.Names.FNameToBk:=1
Options.Names.FNameToBkFrom:=1
Options.Names.FNameToBkTo:=4

ツリーノード ラベル データ型 デフォルト 説明
AutoNames ファイル名による自動名前変更 int 0 チェックがついている場合、Originは以下のようなワークシートとワークブックの名前の変更デフォルト設定を使用します。: ファイル名全体(拡張子含む)をワークブック名として使用。
RenameSht シート名をExcelのシート名に変更する int 1 チェックがついている場合、対応するExcelシート名をOriginのワークシート名にします。
FNameToBk ブック名を(部分)ファイル名に変更する int 1 これを有効にすると、ワークブック名にファイル名の一部を使います。
FNameToBkFrom 短縮開始位置 int 1 ブック名の開始位置
FNameToBkTo 短縮終了位置 int 0 ブック名の終了位置
FNameToBkLnOnly ブックのロングネームのみを変更する int 0 これにチェックを付けると、ブックのロングネームのみ名前を変更します。
FPathToBk ブック名の変更時にファイルパスを含める int 0 ファイルパスをワークブック名に含めるかどうかを指定します。
FNameToBkComm ワークブックコメントにファイル名を追加 int 1 ワークブックコメントにファイル名を追加するかどうか指定します。
FNameToWksComm ワークシートのコメントにファイル名を付加 int 0 ワークシートコメントにファイル名を追加するかどうか指定します。
FPathToComm ファイル名を追加するときにファイルパスを含める int 1 これを有効にすると、ワークブックのコメントとコメント行にインポートファイルパスが追加されます。
Note

Origin8.6以降、マイナス値(-)が短縮開始位置短縮終了位置に追加されました。これは、ファイル名の最後の文字からカウントするためです。これはファイル拡張子を除くために使用できます。例えば、sample.xlsという名前のASCIIファイルをインポートする場合、設定として拡張子「.xls」を切り取るように指定する事もできます。

短縮開始位置: 1
短縮終了位置: -4

ヘッダ行

オプションツリー内のヘッダ行ブランチはインポートするファイルのヘッダ情報を指定します。

シンタックス: Options.Hdr.Treenode:= <value>

サンプル:
// インポートされたファイルの最初の行をロングネームとする:
Options.headers.LongName:= 1;

ツリーノード ラベル データ型 デフォルト 説明
MainheaderLines メインヘッダの行数(サブヘッダを除く) int 0 いくつかのファイル、特にラボの機材などから出力されたものは、ヘッダ情報で機材、オペレーター、日付、サンプル番号等を記録しています。これはメインのヘッダ行にあたります。MainheaderLinesはメインのヘッダ行がどこにあるか指示するのに使用します。
SubheaderLines サブヘッダの行数 int 0 これはファイル内にあるサブヘッダ数を指定します。
LongName ロングネーム int 0 ロングネームの行を指定します。
Unit 単位 int 0 単位の行を指定します。
CommentFrom コメント(開始行) int 0 コメントが開始する行を指定します。
CommentTo コメント(最終行) int 0 コメントが終了する行を指定します。
ParametersFrom システムパラメータ(開始行) int 0 システムパラメータが開始する行を指定します。
ParametersTo システムパラメータ(最終行) int 0 システムパラメータが終了する行を指定します。
UserParametersFrom ユーザパラメータ(開始行) int 0 ユーザパラメータが開始する行を指定します。
UserParametersTo ユーザパラメータ(最終行) int 0 ユーザパラメータが終了する行を指定します。

部分インポート

オプションツリー内の部分インポートブランチは、部分的にインポートする方法を指定します。

シンタックス: Options.Partials.Treenode:= <value>

サンプル:

Options.Partials.Partial:=1
Options.Partials.FirstCol:=1
Options.Partials.LastCol:=3
ツリーノード ラベル データ型 デフォルト 説明
Partial 部分インポート int 0 部分インポートを可能にするかどうか指定します。オプションリスト:
  • 0:しない
    部分インポートしない
  • 1: 全てのファイル
    部分インポート設定を全てのファイルに適用
  • 2: 2番目のファイルから
    最初のファイルを除いた全ファイルに部分インポート設定を適用
FirstCol 開始列 int 1 Partial が有効なとき(1または2)に利用できます。部分インポートの開始列を指定します。
ReadCols 列の読み込み int 1 これはデータ列をスキップ と一緒に動作しますPartial が有効(1または2)で、ポイントスキップが0より大きいときに利用できます。

列の読み込みに値j を指定し、データ列をスキップに値k を入力すると、 j+k 列毎にj 列がインポートされ、k 列が読み飛ばされます。

SkipCols 列をスキップ int 0 Partial が有効なとき(1または2)に利用できます。これは列の読み込み と一緒に動作します。
LastCol 最終列 int 0 Partial が有効なとき(1または2)に利用できます。部分インポートの最終列を指定します。
FirstRow 開始行 int 1 Partial が有効なとき(1または2)に利用できます。部分インポートの開始行を指定します。
ReadRows 行の読み込み int 1 これはデータ行をスキップ と一緒に動作します。 部分インポート が有効(1または2)で、行のスキップが0より大きいときに利用できます。

行の読み込みに値j を指定し行のスキップ に値k を入力すると、 j +k 行毎にj 行がインポートされ、k 行が読み飛ばされます。

SkipRows 行のスキップ int 0 Partial が有効なとき(1または2)に利用できます。これは行の読み込み と一緒に動作します。
LastRow 最終行 int 0 Partial が有効なとき(1または2)に利用できます。部分インポートの最終行を指定します。

スクリプト

オプションツリーのスクリプトは、ファイルがインポートされた後に実行するLabTalkスクリプトを指定します。

シンタックス: Options.Scripts.Treenode:= <string>

サンプル:
// インポートされた各ファイルの2列目をプロット :
Options.Script.RunScriptAfterEachImport:="plotxy 2;";

//全てのファイルがインポートされたときに、ワークブック内の全てのシートをループして、列1から4の最初の500行を削除する
Options.Script.RunScriptAfterAllImport:=" doc -ef W { doc -e LW { range aa =1[1]:4[500]; del aa;}}";


ツリーノード ラベル データ型 デフォルト 説明
RunScriptAfterEachImport それぞれの各ファイルインポート後のスクリプト string "?" 各ファイルインポート後に実行されるLabTalkスクリプトを指定します。
RunScriptAfterAllImport 全てのファイルインポート後のスクリプト string "?" 全ファイルがインポートされた後に実行されるLabTalkスクリプトを指定します。