変数の挿入ダイアログボックス(テキストラベルと一緒に使用)

Insert Info Var 1.png

ワークブックメタデータをワークブックや、ワークブックデータから作成したグラフにあるテキストオブジェクトに挿入するためには、変数の挿入ダイアログボックスを使います。

目次

  1. 1 このツールを開くには
  2. 2 左パネル
    1. 2.1 リンクとして挿入
    2. 2.2 Property = Value"として挿入
    3. 2.3 挿入で新しい行を開始
    4. 2.4 入力のまま
    5. 2.5 数値表示フォーマット
    6. 2.6 データ選択ボタン(ワークシートからセルを選択)
    7. 2.7 情報タブ
    8. 2.8 ラベルタブ
    9. 2.9 現在のOriginオブジェクト
  3. 3 右パネル
  4. 4 インポートしたASCIIファイルから抽出した変数をテキストラベルに挿入

このツールを開くには

テキストオブジェクトを編集モードにして、変数の挿入ダイアログを開きます。方法は、2つあります。

  1. Ctrl+Hキーを押します。
  2. 右クリックして、コンテキストメニューから情報変数の挿入を選択します。
Insert Info Var 2.png

左パネル

リンクとして挿入

実行時に、変数がリンクする文字列を挿入するには、このチェックボックスを選択します。変数を変えると、対応する文字列が更新されます。

ラベルタブがアクティブな状態で、右側パネルで列が選択されている場合に、2つのリンク...プロパティ間で選ぶことができます。

リンクの形式は次のようになります。%(1Y,@LC)これは最初のYデータプロットのコメントを表示します。
リンクの表記 説明
1 プロットのインデックス(Plot1)
Y データプロット
@LC コメント(@LL = ロングネーム, @LU = 単位、等)


リンクの形式は次のようになります。%(1@W,2,C)これはワークシートの2列目を表示します。
リンクの表記 説明
1 プロットのインデックス(Plot1)
@W ブックのショートネーム
2 表の列インデックス
C コメント(L = ロングネーム, U = 単位、等)
Note:変数オプションの一覧(@letter引数)はテキストラベルオプションにあります。

"Property = Value" の形式で挿入

"Property=Value"の形式変数を挿入します。例えば、「Unit=cm」と入力します。これは、ファイルインポート時に抽出した変数を挿入するときに便利です。以下をご覧ください。

挿入で新しい行を開始

挿入値から、テキストラベルの新しい行を開始します。

逐次解釈

このチェックボックスを選択して、テキスト内に含まれるエスケープシーケンスを無効にします。これは、ファイルパスなどバックスラッシュ(日本語フォントの環境では\)を含む変数を挿入するときに便利です。

Note:上付きまたは下付き文字のある変数を表示したい場合は、このチェックボックスにチェックを付けないでください。

数値表示フォーマット

情報タブがアクティブになっている場合、編集が可能です。デフォルトでは空になっていて、この場合、内部表示フォーマットを使います。ワークシートに表示された通りの値コントロールの右端の矢印をクリックすると、サンプルフォーマットオプションをいくつかご覧いただけます。このリストから選択するか、Originフォーマットのリストを使ってボックスに入力します。フォーマットには、D(日付)とT(時間)のオプションがあります。日付と時間がデータがワークシート中に数値で表示される限り、なしは、完全精度の挿入(double =15桁)します。

Note:ここで設定した数値形式の表示では、ユーザ変数のノードにデータを反映することができません。これは、ユーザ変数内のデータは、数値や日付のように見えても文字列であるためです。

データ選択ボタン(ワークシートからセルを選択)

データ選択ボタンButton Select Data Interactive.pngを使って、ワークシートセル(データ行/ラベル行)の値を20個まで挿入できます。フォルダーにある全てのワークシートからセルの値を入力することができます。

セルの値にテキストラベルをリンクする(値をリンクボックス)場合、 基本となるLabTalkのコードは次の通りです。

%(1, @WT, ColIndex, RowIndex).

シンタックスについては、LabTalk ヘルプファイルのトピックワークシートセルにアクセスをご覧ください。

情報タブ

挿入する情報を選びます。

Insert Info Var 3.png

ラベルタブ

右側パネルで列を選択すると、ロングネームコメント単位などの列ラベルが、このタブに表示されます。 ラベルを選択して、テキストオブジェクト内にラベルを挿入することができます。

Insert Info Var 4.png.

現在のOriginオブジェクト

この編集不可のテキストは、右側パネルで選択したOriginオブジェクトを示しています。

右パネルのオブジェクト テキスト表示
グラフプロット [GraphWindow]LayerIndex!PlotIndex"PlotLegend"
縦棒 [Workbook]worksheet!column
ワークブック [Workbook]
ワークシート [Workbook]worksheet

右パネル

目的のグラフのプロットは、このパネルに表示されます。プロットの元のデータは、プロット名の下に表示されます。Originの異なるオブジェクトを選択して、対応する情報を左側パネルに表示することが可能です。そして、左側パネルで情報を選択して、挿入することができます。

Insert Info Var 5.png

インポートしたASCIIファイルから抽出した変数を、テキストラベルに挿入する

インポートウィザードでファイルをインポートするとき、ファイル名とヘッダ情報を変数として識別するできます。抽出したメタデータは、次の方法でテキストラベルに挿入することができます。

  1. 標準的なテキストラベル作成法を使って、新しいテキストラベルを作成します。
  2. テキスト入力モードで、「CTRL+Hキー」を押すか、右クリックをして、情報変数の挿入を選びます。 情報変数の挿入ダイアログボックスが開きます。

情報変数の挿入ダイアログボックスは、ASCIIファイルインポート中に抽出された変数を一覧表示します。 次の3つの方法で、変数を選択、挿入することができます。

テキスト

リンクとして挿入チェックボックスか、"Property = Value"として挿入チェックボックスのいずれも選択していない場合、変数の値は文字として挿入されます。

Insert Var 3.png
リンクとして挿入 変数の値に動的にリンクする文字列を挿入するには、このボックスにチェックを付けます。 文字列の値を変更すると、次にファイルをインポートするときにラベルの値が変更されます。

詳細は、テキストオブジェクトと値や変数のリンクをご覧下さい。

"Property = Value"として挿入

このボックスを選択して、テキストラベルに「変数名= 値」を挿入します。

Insert Var 4.png

ページオブジェクトに保存されている変数は、次のコマンドを使って、コマンドウィンドウで表示することができます。

Page.info.user.=
		
Insert Info Var 6.png