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生存分析は、バイオサイエンスの分野や品質保証の分野で、研究対象の母集団の中から生存数(残存数)を定量化するのに使用されます。生存データは、特定のイベント(対象の死亡や製造部品のエラー)が発生するまでの経過時間を記録します。このような調査でよく発生する問題は、調査対象のイベントまでの時間が、すべての対象に対して常に観測可能とは限らないということです。例えば、対象が調査から外れたり、製造部品が何らかのアクシデントで破壊するといったことが起こります。このような場合、これらの欠損データを「打ち切り」データとして扱います。そのため、生存分析は、指定した時間生存した母集団の一部を調査し、死亡または故障が発生する率や、どの要因が生存または機能的な使用継続の可能性に影響を与えるかといった事柄を定量化して、検討します。
OriginProには、幅広く使用される次の3種類の手法があります。カプランマイヤーの積極限推定量、Cox比例ハザードモデル、ワイブルフィットモデル。これらの方法では、生存関数(標本の故障までの時間を基にした与えられた時間までの生存確率)、イベントと打ち切り値のサマリーを計算します。これらの検定を使って、生存曲線ブランチでオプションを指定して、生存曲線を作成し、編集することができます。
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