Xファンクションは、バージョン8で導入された新しい機能で、Originのツールを構築するフレームワークを提供します。ほとんどのXファンクションは、オブジェクト操作やデータ分析のような操作を実行するためにLabTalkスクリプトからアクセスできます。
スクリプトからXファンクションを実行する一般的なシンタックスは、以下のような形です。角括弧 [ ] はオプションです。
xfname [-options] arg1:=value arg2:=value ... argN:=value;
Xファンクションを実行するとき、Originはコロンと等号 の記号 ":="を使って、 引数の値を割り当てます。例えば、単純な線形フィットを実行するには、 fitlr Xファンクション が使われます。
// フィットするデータ、アクティブワークシートのCol(A) と Col(B) が // :=記号を使って、変数 'iy'に割り当てらる fitlr iy:=(col(a), col(b));
ほとんどのXファンクションが任意の引数を持ちますが、Originがデフォルトの値と設定を持つ場合には、引数なしでXファンクションを呼ぶこともできます。 例えば、新しいワークブックを作成するために、 newbook Xファンクションを呼びます。
newbook;
Xファンクションは実行するのが簡単で使いやすいので、以下のスクリプトサンプル内でそれらの多くを使用しています。Xファンクションを実行するためのオプション (ヘルプの取得、ダイアログを開く、自動更新出力の作成を含む)と引数の詳細は、XファンクションとOrigin C関数の呼び出し セクションで説明しています。