インストールしたOriginを特定の用途に合わせてカスタマイズし、それを他のユーザと共有する事ができます。 このようなカスタマイズファイルは、グラフテンプレート(.otpu)とテーマ(.oth)、分析テンプレート(.ogwu または .opju)、ダイアログテーマ、曲線フィット関数、インポートウィザードフィルタ、LabTalkスクリプトファイル(.ogs)、Xファンクションなど、多くのファイル形式で可能です。
ファイルをEメールに添付して送信すると、簡単かつ素早く、他のユーザとファイルを共有することができます。 受信側はそのファイルをOriginのワークスペースにドラッグ&ドロップして開きます。
ドラッグ&ドロップは、ほとんどのOriginファイルでサポートされています。 Originのプロジェクト(.opju)とグラフテンプレート(.otpu)ファイルはワークスペースにドロップされると自動的に開きます。それ以外のファイルは、ユーザファイルフォルダ(UFF)の適当なサブフォルダ内にコピーされます。例えば、フィット関数(.fdf)をOriginのワークスペースにドロップして開いたダイアログで、その関数を追加したいカテゴリー名を入力します。
小さなダイアログを使用して、現在の選択、アクティブなシート、アクティブなブック、またはプロジェクト全体から数式とリンクを削除できます。これにより、数式とリンクがただの数値データに変換されます。数式とリンクを削除すると、プロジェクトデータを同僚と共有するときに外部リンク(DDE)Excelファイルなどを共有しなくても可能になります。また、データをアーカイブする前にプロジェクトのサイズを大幅に縮小します。 |
Originを1人で使用していて、複数のPCにOriginをインストールしている場合、カスタム設定をそれらのPCで共有できます。 ユーザファイルフォルダ(UFF)をネットワークドライブ、あるいはUSBメモリなど共有の場所に作成し、各インストール環境で同じUFFを使用してください。
Note: ユーザファイルフォルダのパスを変更するための情報は次のドキュメントを確認してください。
ヘルプ: Origin: Origin ヘルプ > カスタマイズと自動化 > ユーザ独自の設定 > ユーザファイルフォルダ |
グループフォルダマネージャツールを使用してカスタムファイルを他のグループメンバーと共有できます。グループメンバーがOriginを起動すると、公開ファイルがOriginに自動的にコピーされ、使用できる状態になります。
グループフォルダをセットアップして使い、 ユーザ間でファイルをシェアします。複数グループを作成することができ、それぞれのグループではグループリーダーとして、パワーユーザを指定できます。グループリーダーは複数のグループフォルダに対応しました。これで、グループ間で様々なファイルを共有することができます。グループリーダマシンでは複数のグループをセットアップし、グループごとに異なるファイルを発行することができます。グループメンバーマシンでは、複数のグループに所属し、それぞれのグループリーダのファイルを受け取ることができます。 |
Note: グループフォルダについての詳細は、次のドキュメントを確認してください。
ヘルプ: Origin: Origin ヘルプ > Originファイルを他の人と共有する > 複数クライアントでファイルを共有する > グループフォルダの場所を設定 |
Originには パッケージマネジャツールがあり、複数ファイルを1つのOriginパッケージファイル (.opx)にまとめることができます。テンプレート、Xファンクション、LabTalkスクリプトなどの複数のOriginファイルを含むカスタムアプリケーションを配布するのに便利です。 パッケージマネージャでは、インストールの前後に LabTalk スクリプトを実行することができるオプションを利用できます。
パッケージマネージャーにアクセスするためには、ツールメニューのパッケージマネージャーを選択します。
.opxファイルの内容をインストールするには、Originのワークスペースにドラッグアンドドロップするだけです。
Note: パッケージファイルについての詳細は、次のドキュメントを確認してください。
ヘルプ: Origin: Origin ヘルプ > Originファイルを他の人と共有する > 複数ファイルをOPXファイルとしてパック |
Originビューアは、Originプロジェクトファイルや、OriginのインストールされていないPCにあるOriginウィンドウファイル(グラフ、ワークブック、行列)に含まれる情報の表示およびコピーを可能にする無料配布アプリケーションです。
Origin 2018は、新しいUnicode準拠のプロジェクトファイルタイプ(OPJU)を導入しました。Originビューア9.6.5を使用すると、新しいUnicode準拠のOPJUプロジェクトファイルを2018年以前のOPJ形式に保存して、古いバージョンのOriginのユーザーとプロジェクトを共有することができます。 |
Originを現在使っていないメンバーとOriginのグラフやデータを共有したい場合には、Originビューアのページ(www.originlab.com/viewer) を開いて、詳細をご覧いただき、EXEをダウンロードしてください。