ttest1

内容

  1. 1 概要
  2. 2 コマンドラインでの使用法
  3. 3 変数
  4. 4 説明
  5. 5 アルゴリズム
  6. 6 参考文献
  7. 7 関連のXファンクション

概要

1標本のt検定

コマンドラインでの使用法

1. ttest1 irng:=Col(A);

2. ttest1 irng:=Col(A) mean:=10 tail:=1;

3. ttest1 irng:=Col(A) alpha:=0.05;

3. ttest1 irng:=Col(A) prob:=myprob;

変数

表示
名		 変数
名		 I/O
と
データ型		 デフォルト
値		 説明
入力 irng

入力

Range

<active>

この変数は入力データ範囲を指定します。
仮説の平均 mean

入力

double

0

この変数は、帰無仮説の平均の値を指定します。
片側 tail

入力

int

two

対立仮説はtailで指定されます。(mは標本の平均、m0は仮説の平均とします。)

オプションリスト

  • two:両側
H0: m <> m0
標本の平均が仮説の平均と等しいかどうかを検定します。
  • upper上方側
H0: m > m0
標本の平均が仮説の平均より大きいかどうかを検定します。
  • lower:下方側
H0: m < m0
標本の平均が仮説の平均より小さいかどうかを検定します。
信頼水準 alpha

入力

double

0.05

検定の有意水準を設定します。
統計量 stat

出力

double

<unassigned>

この変数は、t検定の統計量に対する出力を指定します。
自由度 df

出力

double

<unassigned>

この変数は標本データに対する自由度の出力を指定します。
P値 prob

出力

double

<unassigned>

この変数は検定のp値の出力を指定します。
下側信頼限界 lcl

出力

double

<unassigned>

この変数は、標本の仮説平均に対する下側信頼限界の出力を指定します。
上側信頼限界 ucl

出力

double

<unassigned>

この変数は、標本の仮説平均に対する上側信頼限界の出力を指定します。

説明

この関数はLabTalkだけでアクセスでき、与えられたデータセットに対して1標本の t検定を実行します。

1標本のスチューデントのt検定は、正規分布した母集団からとられた標本の平均が、与えられた信頼水準で仮説の値と一致しているるかどうかを調べます。片側または両側 t検定を選択することで、標本の平均が真の母平均とどの程度大きいのか、または小さいのか、等しいのかを検定することができます。1標本のt検定は、母集団の標準偏差が不明なときに適しています。

t統計値および p値は、帰無仮説を棄却するかどうかを調べるのに計算されます。 p値は、帰無仮説が真である確率で、小さい p値は、それを棄却すべきです。

信頼区間は、母平均のとりうる値に対する上側および下側限界です。与えられた有意水準 対して、この区間は100 \times (1- ) % の信頼性で、真の母平均がその区間に含まれると言えるということを示しています。

アルゴリズム

詳細なアルゴリズムについては、OneSampletTestのヘルプをご覧下さい。

参考文献

Snedecor, George W.and Cochran, William G.(1989), Statistical Methods, Eighth Edition, Iowa State University Press.

関連のXファンクション

ttest2, ttestpair