impSPC

内容

  1. 1 メニュー情報
  2. 2 概要
  3. 3 コマンドラインでの使用法
  4. 4 変数
  5. 5 説明
  6. 6 サンプル
  7. 7 関連のXファンクション

メニュー情報

Thermo (SPC, CGM)

概要

Thermoファイルをインポートします。

コマンドラインでの使用法

impSPC fname:="c:\test.spc";

変数

表示
変数
I/O

データ型
デフォルト
説明
ファイル名 fname

入力

string

fname$

インポートするファイルのファイル名
ファイル情報 trfiles

入力

TreeNode

<unassigned>

これはファイルの基本情報を表示するダイアログボックス内で使われます。
列のショートネームをカスタムラベルに変更 sname

入力

int

0

列のショートネームをカスタムラベルに変更するかどうかを指定します。trueは変更、falseは変更しません。
インポートオプション options

入力

TreeNode

<unassigned>

これはダイアログ内のインポートオプションを調整するのに使われます。詳細は、この文書の『説明』の部分をご覧下さい。
出力 orng

出力

Range

<active>

これは出力範囲を指定するのに使用します。
ヘッダ情報 trheader

出力

TreeNode

<optional>

これはヘッダ情報を出力するためのものです。GUIには表示されません。エンドユーザが、この変数を使用することはお勧めできません。
繰り返しインポート reimp

入力

int

0

再インポートを利用できるようにするかどうかを指定します。

説明

このXファンクションは、Thermoデータファイルをインポートするのに使われます。これは、メニューまたはコマンドウィンドウから実行できます。

ダイアログオプション:

インポートオプション

インポートモード リストからインポートモードを選択できます。
  • 既存データの置き換え: 目的のウィンドウに存在するデータを消去します。新しいデータがその中にインポートされます。
  • 新しいブックから開始: インポートする各ファイルに対して新しいブックを作成します。
  • 新しいシートから開始: インポートする各ファイルに対して新しいシートを作成します。
  • 新しい列から開始: 目的のウィンドウに新しい列を追加し、新しい列にデータをインポートします。
テンプレート名 これは、インポートモード新しいブックから開始または新しいシートから開始の場合のみ利用できます。新しいブック/シートを作成する際に使用するテンプレートを指定することができます。
スパークライン これにチェックが付いていると、インポート先のワークシートにスパークラインが追加されます。
ファイル名のオプション
  • 名前の自動変更
このチェックボックスが選択されていると、Originはデフォルトの設定を使って、以下の記述のように、ワークシート名とワークブック名の変更を行います。
  • ファイル名全体(拡張子を含む)を使ってワークシート名にする
  • 現在のワークブックが空の場合やインポートモードが既存データの置き換えの場合、ファイル名全体(拡張子を含む)を使ってワークブック名にする
  • ファイル名の一部でシート名を変更する
インポート先のワークシートをファイル名で置き換えます。指定した名前のシートが既に存在している場合、シート名に番号が付けられます。このチェックボックスは、『名前の自動変更』にチェックが付いていないときのみ利用できます。
  • ファイル名の開始/終了への装飾
この2つのテキストボックスを使って、ワークシートの名前を変更するのに使用するファイル名の一部を指定します。
  • ファイル名の一部でブック名を変更する
インポート先のワークブック名をファイル名に変更します。このチェックボックスは、『名前の自動変更』にチェックが付いていないときのみ利用できます。
  • ファイル名の開始/終了への装飾
この2つのテキストボックスを使って、ワークブックの名前を変更するのに使用するファイル名の一部を指定します。
  • ブック名の変更時にパスを含める
これにチェックが付いていると、インポートしたファイルのパスがワークブック名に追加されます。
  • ワークブックのコメントにファイル名を追加
ワークブックのコメントにファイル名を追加します。
  • 列のコメントにファイル名を追加
ワークシートのコメントヘッダ行にファイル名を追加します。コメント行が非表示の場合、自動的に表示されます。
  • ファイル名の追加の際にパスを含める
これにチェックが付いていると、ワークブックのコメントとコメント行にインポートファイルパスが追加されます。

データのインポート先

出力範囲を選択するセレクタを使います。

サンプル

  1. 次の例は、SPCファイルを新しいブックにインポートし、ファイル名でブックの名前を変更します。
    a.Originメニューから、「 ファイル:インポート:Thermo (SPC, CGM)」を選択します。これは、「Import Thermo Galactic File」ダイアログを開き、インポートするファイルを選択します。
    b.データファイルが存在するフォルダを参照します。ファイルを選択し、「ファイルの追加」ボタンをクリックします。 OK をクリックして、ダイアログを閉じます。
    c. impSPC ダイアログボックスで、インポートオプションを開きます。「インポートモード」で「ブックを新たに作って読み込む」を選択します。「ファイル名でブックの名前を変更」にチェックが付いていることを確認し、その下にある「ファイル名の開始への装飾」と「ファイル名の終了への装飾 」をそれぞれ1と0にします。 OK をクリックして、ダイアログを閉じます。
  2. 次のスクリプトコマンドは、ダイアログを開かずに、SPCファイル(c:\test.spc) をインポートします。
    Fname$="c:\test.spc";
    impSPC;

     

関連のXファンクション

impFile, impinfo