UnicodeおよびANSI文字をテキストラベルに追加


テキスト文字列に特殊文字を挿入すると、さまざまな状況が起こり得ます。以下を参照してください。
FAQ-148 テキストラベル、ワークシートセル、ダイアログボックスに特殊文字を挿入するには?

Unicode文字をテキストラベルに追加

Origin 2018よりUnicodeをサポートしています。テキストラベルにUnicode文字を追加する方法は複数あります。

上記全ての操作で、選択したフォントに挿入しようとしている文字が含まれていることを前提としています。もし、フォントに入力したい文字がない場合、Originは文字を表示できません。代わりに、文字入力スペースに空の矩形(OH hollow rectangle missing character.png)が表示されます。このような場合は、フォントを変更します。

ANSI文字をテキストラベルに追加

これは、Origin 2018およびUnicodeサポートより前の古い方法です。これらの操作で、ANSI文字をテキストラベルに追加できます。Originはどちらの方法も使用できます。


「インプレース」編集方法の使用

  1. 特殊文字を追加したいテキストラベルの場所をクリックします。
  2. 右クリックして、シンボルマップを選択します。
  3. フォントを設定し、必要に応じてシンボルを選択し、挿入 をクリックします。


別の方法として、ANSIコード (シンボルマップまたは標準表から入手可能) を知っている場合は、文字を直接挿入することもできます。

  1. キーボードのNum Lockを有効にします。
  2. ALTキーを押しながら0を入力し、続けて(数値キーを使用して)ANSI文字コード(10進)を入力します。
  3. ALTキーを離すと、文字が挿入されます。


オブジェクトプロパティダイアログにテキストを入力する場合

  1. テキストオブジェクト上で右クリックして、プロパティを選択します。
  2. 目的の記号の文字 (例:πの場合は小文字の"p") を入力し、それを強調表示してから、ギリシャ文字のボタンButton Greek.pngをクリックします (ギリシャ文字のボタンはエスケープシーケンスを挿入することに注意してください)。
  3. または、フォントのドロップダウンからSymbolに設定し、小文字の"p"を入力すると、直接"π"として入力されます。

Note: 個々のフォントには、それぞれ異なるANSI文字群があります。 フォントセットの文字のコードを調べたい場合、ウィンドウズの文字コード表(古いシステムではアクセサリーの中のシステムツール、またはアプリリストにあります) を使ってください。

2018より前のバージョンのユーザとデータを共有する

Origin 2018より前のバージョンでは、OriginはUnicodeをサポートしていません。したがって、新しいバージョンを使用していて、古いソフトウェアのユーザとデータを共有する場合は、次の点に注意する必要があります。

OH pi test no unicode.png

Origin 2023以降、Origin は、Origin 2017以前のバージョンと互換性のあるOPJプロジェクトファイルを保存しません。しかしながら、個々のウィンドウファイル (OGG、OGW など) は2017以前と共有できます