Origin.ini ファイルの[Startup]セクションを使って、Origin起動時にいつでも使用できるグローバル定数、変数、関数を定義できます。
スコープについての詳細は、以下を参照してください。
FAQ-286 グローバルな変数や定数を定義するを参照してください。
[Main] @global = 1; // この関数は数値の3乗根を計算する function double dCubeRoot(double dVal) { double xVal; if(dVal<0) xVal = -exp(ln(-dVal)/3); else xVal = exp(ln(dVal)/3); return xVal; } @global = 0;
FileN=myLTFuncs.ogs
ここで N は 1,2,3,などです。
dCubeRoot(8)=
Originは次のように返します。
dCubeRoot(8)=2
詳細は、関数のスコープを参照してください。
Originが起動するとき、トリガーとなる複数のイベントがあります。OEvents.OGS ファイルを使って各イベントで実行するようにLabTalkスクリプトをセットすることができます。このOEvents.OGSファイルは、スクリプト実行時に示す [AfterCompileSystem], [BeforeOpenDoc], [OnExitOrigin]複数のセクションを含みます。
次のサンプルは、既存のOriginのコマンドウィンドウの履歴パネルをクリーニングします。
(Origin C関数は[OnExitOrigin] セクションで実行できないので注意してください。Originの終了時にイベントをトリガしたい場合は、常にLabTalkコマンドを使用してください。)
// コマンドウィンドウの履歴を保持するファイルをユーザファイルフォルダから削除 del -f "%YUpDown_Buffer.txt"; del -f "%YLTHistory.txt";
Ogs1 = OEvents ; Ogs2 = OEvents ; Origin can trigger multiple system events ; Uncomment this line and implement event handlers in OEvents.ogs
Note: 1つ以上のイベントハンドラーファイルが Origin.ini に存在していて、名前がOEvents.OGSでないかもしれません。 |
Origin C関数は、[BeforeOpenDoc]のような、OEvents.OGS の他のセクションから実行できます。サンプルは、OriginCプログラミングガイドのOrigin C関数のコンパイル、リンク、ロードページを参照してください。 イベントに結びついたカスタムスクリプトからOrigin C関数を呼び出す必要がある場合、Origin Cファイルがコンパイルされ、関数がスクリプトアクセスできる状態にあることを確実にする必要があります。詳細は Origin C関数のロードとコンパイル をご覧ください。 |