wmove_sheet

内容

概要

指定したワークシートを目的のワークシートに移動します。

追加の情報

必要なOriginのバージョン: 8.5 SR0

コマンドラインでの使用法

 

wmove_sheet source:=2!target:=<new> name:=abc$;

wmove_sheet source:=1!target:=[book1] name:=wksname$ index:=2;

 

変数

表示
変数
I/O

データ型
デフォルト
説明
移動元ワークシート source

入力

Worksheet

なし
移動される元のワークシートを指定します。
移動先ワークシート target

出力

WorksheetPage

<新規>
元のワークシートが移動される先のワークブックを指定します。
移動されるシートの名前 name

出力

string

name$
移動後にワークシート名を保持する文字列変数名を指定します。GUIではアクセスできません。ワークシート名が変更された場合に役に立ちます。
インデックス index

入力

int

0
目的のワークブックに移動したワークブックのインデックスを指定します。

説明

このXファンクションは、指定したワークシートを目的のワークブックに移動するのに使用します。グラフが移動元のワークシートから作成されている場合、そのグラフは、ワークシート移動時に変更や削除はされません。

サンプル

次のスクリプトは、wmove_sheet Xファンクションを使って、シートを目的のワークブックに移動するサンプルです。

doc -s;
doc -n;
string path$ = system.path.program$ + "Samples\Import and Export\";
string fn1$ = path$ + "F1.dat";
string fn2$ = path$ + "F2.dat";
string fn3$ = path$ + "F3.dat";
string fn$=fn1$ + char(10)$ + fn2$ + char(10)$ + fn3$;
impasc fname:=fn$ 
options.ImpMode:=4                        /* 新しいブックを開始 */ 
options.Names.FNameToSht:=0         // シート名をファイル名にしない
options.Names.FNameToBk:=0;          // ブック名をファイル名にしない 
newbook name:="move_destination" sheet:=3;
// Book1の最初のシートを"move_destination"ワークブックの2番目のワークシートに移動
wmove_sheet source:=[Book1]1!target:=[move_destination] name:=wksname$ index:=2;           
wksname$=; 
// Sheet4が返される 
// これは、目的のワークブック内に、既に"Sheet1"が存在するので、
// 移動したシート名が"Sheet1"から"Sheet4"に変更されたを示している