製品メニューにXファンクションを追加する

XファンクションをOriginメニューに追加するには、次の2つのステップを行います。

そして、メニューで、フォーマット:メニュー:フルメニューを選ぶか、Originを再起動し、すべてのXファンクションの変更を自動スキャンして、新しく追加したXファンクションをメニューに追加します。詳細はXファンクションビルダのドキュメントを参照してください。

内容

  1. 1 ツリービューでのセットアップ
  2. 2 メニューをアクセス可能にする
    1. 2.1 デフォルトメニュー
    2. 2.2 ユーザ定義メニュー

ツリービューでのセットアップ

Xファンクションをメニュー内で適切に表示するには、Xファンクションビルダ内で次の設定が必要です。

  1. XファンクションビルダでXファンクションを開きます。
  2. コンテキストの使用ブランチでツリービューモードに切り替えます。

メニューをアクセス可能にする

Xファンクションがツリービューでセットアップされると、Xファンクションを指定したメニューに配置することができます。Originは、ユーザのXファンクションを2種類のメニューからアクセス可能にします。

(このメカニズムには制限があります。Xファンクションを指定したファイルフォルダに置く必要があり、Xファンクション名は指定した接頭語を持つ必要があります。また、メニュー内の位置を制御するのは簡単ではありません。次のメカニズム、ユーザ定義メニューではこれらの問題が解決されます。)

デフォルトメニュー

Xファンクションがユーザファイルフォルダ内のX-Functionsフォルダのサブフォルダに適切に保存されていれば、指定したデフォルトメニューから、そのXファンクションにアクセスできます。

フォルダ メニュー
Signal Processing\ 解析:信号処理
Spectroscopy\ 解析:スペクトル分析
Mathematics\ 解析:数学
Statistics\ 統計
フォルダ 接頭語 メニュー
Import and Export\ imp* ファイル:インポート
exp* ファイル:エクスポート
Data Manipulation\ w* ワークシート
col*
Database Access\ db* カテゴリー:データベースアクセス

ユーザ定義メニュー

Xファンクションをデフォルトメニューに追加することに加え、OriginのインストールフォルダのThemes\MenusフォルダにあるXMLファイルを編集することで、ユーザはXファンクションをユーザ定義メニューに配置することができます。このフォルダには2つのXMLファイルがあり、ConfMenus.xmlはOriginメインメニューを制御するのに使用され、ContextMenus.xmlはコンテキストメニューを制御するのに使われます。

サンプル

以下は、ユーザ定義XファンクションをOriginの解析メニュー内に作成した新しいサブメニュー OC Guide Toolsに追加する方法を示すサンプルです。ユーザ定義メニューは、解析:フィット解析:信号処理の間に配置されます。

  1. ファイルパス<User Files Folder>\X-Functions\のフォルダの下にOC Guideフォルダを作成します。
  2. このサンプルに従ってユーザ定義Xファンクションを作成しますが、名称はMyAnalysisとし、保存の際には<User Files Folder>\X-Functions\OC Guide\をパスとして指定します。
  3. XファンクションビルダでXファンクションMyAnalysis を開きます。ツリービューに切り替え、使用のコンテキストブランチ内でメニューをメインメニューにセットし、ウィンドウチェックボックスにチェックを付け、ウィンドウブランチ内のワークシートにチェックを付けます。
  4. 説明編集ボックスに、例えば、"カスタムダイアログ(&C)"のようにテキストを入力します。&は、キーボードからのショートカットキーを指定するために使います。保存をクリックして、Xファンクションに変更を保存し、Xファンクションビルダを閉じます。
  5. XML MarkerのようなXMLエディタで、ConfMenus.xmlを開きます。
  6. 左パネルで wks -> wksAnalysis -> wfit を選択します。
  7. 以下をコピーして、<wfit...></wfit>の後の右側パネルに貼り付け、保存をクリックします。 (WindowsVISTA以降のOSの場合、ProgramFilesフォルダのXMLファイルを直接編集できませんので注意して下さい)
    <testmenu1 Label = "OC Guide Tools" popup = "1">
            <efg Label = "">
                <name>*</name>
                <auxopts>2162688.</auxopts>
                <catsubcat DataID = "74">OC Guide</catsubcat>
            </efg>
    </testmenu1>
    
  8. Originを閉じ、再起動します。ワークシートをアクティブにし、メニューで解析を選びます。OC Guide Tools:カスタムダイアログが表示されました。
    Ocguide xf put to menu.png