batchProcess


目次

メニュー情報

ファイル: バッチ処理

概要

分析テンプレートを使用してバッチ処理を実行します

コマンドラインでの使用法

1.アクティブ分析テンプレートウィンドウ中に繰り返しインポートする

string fname$, path$="C:\Data\"; findfiles fname:=fname$ ext:="*.dat"; // findFilesはデフォルトでpath$から取得 batchProcess batch:=active fill:="Linear Fit" method:="impAsc" theme:="batchImporting" append:="FitLinearCurve1";

2.分析テンプレートをロード

string fname$, path$="C:\Data\"; 
findfiles fname:=fname$ ext:="*.dat"; 
batchProcess batch:=template fill:="Linear Fit" append:="FitLinearCurve1" name:="C:\Data\LinearFit.ogw" method:="impAsc" theme:="batchImporting";

3.Wordテンプレートからのブックマークを分析テンプレートに追加し、Wordファイルにバッチ処理結果を出力する

string fname$, path$="E:\Test\"; 
findfiles fname:=fname$ ext:="*.dat"; 
batchProcess name:="E:\Test\Sensor Analysis.ogw" word.template:="E:\Test\Sensor Analysis Report.dotx" word.export:=1 id:="File Name" fill:=Data append:=Result;

Xファンクションの実行オプション

スクリプトからXファンクションにアクセスする場合、追加のオプションスイッチについてのページを参照してください。

変数

表示
変数
I/O

データ型
デフォルト
説明
バッチ処理モード batch

入力

int

1

バッチ処理モードを指定します。

オプションリスト:

  • active:アクティブ分析テンプレートウィンドウに繰り返しインポート
このモードでは、Originは前もってロードされている分析テンプレートにデータファイルを繰り返しインポートし、各分析処理の結果を出力シートに送ります。
  • template:分析テンプレートをロード
このモードでは、N回テンプレートをロードします。(Nは処理が必要なデータファイルの数です)。インポートしたデータファイルで分析を実行するたびに、結果を出力シートに送ります。
分析テンプレート name

入力

string

<unassigned>

バッチ処理モード分析テンプレートをロードが選択されている場合のみ利用できます。分析テンプレートの指定に使用します。

Word/PDF word

入力

ツリーノード

<unassigned>

ダイアログで Word 関連のオプションを指定します。詳細は、Word/PDFページを参照して下さい。

データソース data

入力

int

0
使用するデータソースの種類を指定します。

オプションリスト:

  • import:指定したファイルをインポート
    ファイルからデータがインポートされます。
  • existingXY:存在するXYデータセットを使う
    プロジェクト内の既存のXYデータセットを使用
  • existingXYZ:存在するXYZデータセットを使う
    プロジェクト内の既存のXYZデータセットを使用
  • existingwks:既存ワークシートを使用
    プロジェクト内の既存のワークシートを使用
  • existingRange:既存範囲を使用
    プロジェクト内の既存の範囲を使用
  • folder:フォルダから全てのファイルをインポート
    指定したフォルダからすべてのファイルをインポートします。
ワークブックのインポート設定を利用 last

入力

int

1
最後にインポートした時の設定を使用するかどうかを指定します。データソースファイルからインポートの場合のみ利用できます。
ファイルリスト fname

入力

string

fname$
データシートにインポートするデータファイルを指定します。
フォルダ path

入力

string

データソースフォルダから全てのファイルをインポートの場合に利用できます。インポートされるファイルのフォルダを指定します。
ファイル拡張子 ext

入力

string

*.*
データソースフォルダから全てのファイルをインポートの場合に利用できます。インポートされるファイルの拡張子を指定します。複数の拡張子がある場合は、セミコロンをセパレータとして使用できます。

例: *.dat*; *.csv*

入力 iy

入力

XYRange

<active>
データソース存在するXYデータセットを使うが選択されている場合のみ利用できます。バッチ処理をするxyの範囲を指定します。
入力 iz

入力

XYZRange

<active>
データソース存在するXYZデータセットを使うが選択されている場合のみ利用できます。バッチ処理をするXYZデータを指定します。
固定範囲 irngf

入力

Range

<optional>
データソース既存範囲を使用が選択されている場合のみ利用できます。テンプレートのデータシート内の対応する列にコピーされるだけで、各処理ループでは計算に関与しない固定範囲を指定します。
バッチ範囲 irngb

入力

Range

<unassigned>
データソース既存範囲を使用が選択されている場合のみ利用できます。バッチ処理中の計算の入力データとして使用されるバッチ範囲を指定します。
ワークシート iw

入力

Range

<unassigned>
データソース既存ワークシートを使用が選択されている場合のみ利用できます。バッチ処理を行うワークシートを指定します。
データセット識別子 id

入力

string

なし
分析するデータセットを識別するため出力シートに"Dataset"というロングネームを持つ列を追加するかどうかを指定します。なしの場合、この列は追加されません。それ以外の場合、データソース既存のXY/XYZデータセットを使用の場合、データセット識別子は、範囲ブック名シート名ロングネーム単位コメントのどれかにすることができます。データソースファイルからインポートの場合、ファイル名、ロングネーム、単位、コメントを利用できます。データソース既存ワークシート/範囲を使用にした場合、オプションは、範囲ブック名シート名です。
属性 desig

入力

string

<自動>
データセット識別子として、列ラベル行(ロングネーム単位コメント)が選択されている場合、または、データソース既存XY/XYZを使用が選択されていてデータセット識別子範囲の場合に利用できます。指定したプロット属性(X、Y、Z)の列が出力シート内のデータセット識別子として使用されます。
method

入力

string

インポートウィザード
LabTalk スクリプトからのみアクセスできます。データファイルをインポートする方法を指定します。以下のオプションがあります。
  • ImportWizard
ファイルをインポートするためにインポートウィザードを使用できます。この方法では、データファイルインポートにフィルタの指定が必要です。
  • Script
データファイルをインポートするためにLabTalkスクリプトを記述します。
  • impASC, impCSV, impExcelなど全てのインポートXファンクション
データインポート用に任意のデータインポートXファンクションを指定できます (method:="impASC") 。この方法では、Themeを指定する必要があります。
theme

入力

string

<自動>
これは、インポートXファンクションとしてMethodが選択されている場合のみ利用可能です。データファイルをインポートするためのテーマファイルを指定します。
filter

入力

string

<自動>
これは、ImportWizardMethodが選択されている場合のみ利用できます。データファイルインポート用のフィルタを指定します。
script

入力

string

<unassigned>
これは、ScriptMethodが選択されている場合のみ利用できます。データファイルインポートするためにスクリプトが使用されます。
データシート fill

入力

string

<unassigned>
分析テンプレート内のソースデータワークシートを指定します。
結果シート append

入力

string

ToAppend
分析テンプレート内の分析結果シートを指定します。
出力シート ow

出力

Worksheet

[Summary]Results!
結果シートの結果を追加するワークシートを指定します。

シンタックスはこちらを参照してください。

中途生成されたワークブックの削除 remove

入力

int

1
処理が完了したら、途中で生成された各データセットに対する結果ワークブックを削除するかどうかを指定します。バッチ処理モードアクティブ分析テンプレートウィンドウ中に繰り返しインポートの時に利用できます。
出力シートの開始行 number

入力

int

1
結果を追加する出力シートの開始行を指定します。
開始時に出力シートをクリア clear

入力

int

1
処理を開始するときに、出力シートをクリアします。
ラベル行の追加 label

入力

int

0
最初の結果シートのラベル行を出力シートに追加するか指定します。
追加モード mode

入力

int

0
出力シートにデータを追加する方法を指定します。

オプションリスト:

  • rows{0}:行
    データを行方向に追加します。
  • cols{1}:列
    データを列方向に追加します。
各処理前のスクリプト beforescript

入力

string

<unassigned>
この編集ボックスのスクリプトは各処理の前に実行されます。
Note:

fname$ は i 番目のファイル
_rx は i 番目のXデータセットの範囲
_ry は i 番目のYデータセットの範囲
_skip は i 番目のファイル/データセットをスキップするか決定

各処理後のスクリプト loopscript

入力

string

<unassigned>
この編集ボックスのスクリプトは各処理の後に実行されます。
Note:

_i は i 番目のファイル/データセットのインデックス
_book$ は i 番目のブック名
前のバージョンで定義された変数 i__BATCHBOOK$_i_book$ に置換されます。

終了時のスクリプト endscript

入力

string

<unassigned>
この編集ボックスのスクリプトは全ての処理の後に実行されます。

説明

このXファンクションはバッチ処理を実行し、サマリーレポートを作成します。最初に分析テンプレートを作成し、バッチ処理でテンプレートを再利用します。このXファンクションは現在のワークスペースの分析テンプレートにデータを繰り返しインポートするか、以前保存した分析テンプレートをロードする際に使用します。

詳細は、バッチ処理を参照してください。

サンプル

サンプル 1

このサンプルでは、step0*.datという名前のファイルをフィットするスクリプトを実行します。

// ファイルパス string path$ = system.path.program$ + "Samples\Curve Fitting\"; string fname$; // step01.dat, step02.dat といったファイルを検索 // findFilesはデフォルトで path$からファイルを取得 findfiles fname:=fname$ ext:="step0*.dat"; // 分析テンプレートを指定 string tp$ = path$ + "autofit.ogw";

そして、データファイルをバッチ処理できます。

// 一般的なバッチ処理を実行
// fname$にファイルリストが保存されている batchprocess batch:=1 name:=tp$ method:="impAsc" fill:="Data" append:="Summary";

サンプル 2

この例では、既存のWordテンプレートによって直接PDFレポートを生成する方法を示します。

// 既存のWordレポートテンプレートがDの下にあると仮定 // 既にブックマークシートを作成して完了しているか、リンク設定 string strWordTemplatePath$ = "D:\ReportTemplate.dotx"; string strExportPath$ = "D:\"; batchprocess batch:=1 name:=tp$ method:="impAsc" fill:="Data" append:="Summary" Word.export:=2 Word.template:=strWordTemplatePath$ Word.Path:=strExportPath$ Word.overwrite:=1;