Originのデータベース接続とインポート機能は更新されています。詳細については、次のブログを参照してください。
SQLエディタは、データベース接続を確立し、SQL文字列を編集してデータベースのデータをインポートするためのシンプルなGUIです。ダイアログは次の項目で構成されています。
トップパネルの高さを調整するには、プレビューパネルをオフに切り替え(右側の二重上矢印をクリック)、ドラッグして高さを調整します。 |
Note: デフォルトでは、ビューはSQLエディターのテーブルリストで非表示になっています。LabTalkシステム変数@DBSV = 1の値を設定することにより、ビューを有効にできます。システム変数の値を変更する方法については、FAQ-708 システム変数を永続的に変更するにはにあるシステム変数の変更を参照してください。 |
このメニューのオプションは、データベース接続を確立し、接続とクエリファイル (ODS および ODQファイル)を管理します。*.ODSおよび*.ODQファイルの説明については、こちらのブログを参照してください。
新規 | 空白のSQLクエリを使用して完全に新しい接続を開始します。データリンクプロパティダイアログボックスを開きます。 |
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開く | クエリファイル (.ODQファイル) またはデータソースファイル (.ODS ファイル)を開きます。 |
現在のワークシートに保存 | SQLおよび接続情報をアクティブワークシートに保存します。情報を保存したいが、すぐにデータをインポートしたくない場合に適したオプションです。ファイル:閉じるをクリックして後でダイアログを閉じます。 |
接続を新規に保存 | 現在の接続情報から*.ODSファイルを作成します。接続に資格情報/ログイン情報を含める場合は、事前に暗号化しないでください。 |
接続文字列を表示 | プレビューパネルのメッセージタブに、現在の接続の接続文字列を表示します。 |
接続文字列を編集 | 現在の接続文字列の一部を変更します。または、接続文字列をクリップボードにコピーするために使用します。 |
接続とクエリーを新規に保存 | 現在の接続情報とSQLステートメントから*.ODQファイルを作成します。 |
閉じる | ダイアログを閉じます。 |
テキストサイズ | SQLステートメントエディタのフォントサイズを調整します。 |
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テーブルリストを表示 | 左パネルを表示または非表示にします。Originはデータベースのメタデータを読み、このテーブルを構築します。構築までには時間が掛かる可能性があります。大規模なデータベースに接続しているとき、テーブルリストを非表示にすると、速度が上がります。このノードをダブルクリックして右のSQLステートメント編集ボックスに追加します。 |
テーブルリストにテーブルビューを表示 | テーブルリストでテーブルビューを表示または非表示にします。 |
LabTalk | LabTalk サポート設定 ダイアログを開きます。このダイアログは、LabTalk変数を定義し、LabTalkスクリプトを実行し、SQL文字列の中で使用できます。次のオプションを利用できます。
詳細は、下記のサンプルを参照してください。 |
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置換文字列のプレビュー | 右パネルでLabTalkを使用している場合、実際のSQL文字列をプレビューできます。チェックをつけると、SQL編集ボックスは編集不可になります。 |
プレビュー | 下のプレビュータブでSQLクエリ結果をプレビューできます。 |
サンプル: SQL文字列内でLabTalkを使用する
サポートされている元々のSQL文字列は以下の通りです。
SELECT country, years, amount FROM salesrecords WHERE country = 'USA' AND years = 2010
条件を変更するために、WHERE句にLabTalk変数を使うことができます。例えば、このLabTalkサポート設定 (クエリー: LabTalk) を開き、クエリー前のスクリプトに次のように入力します。
%A = Japan; //define a string variable int YY = 2010; //define an integer variable And change the SQL into
SQLを次のように変更します。
SELECT country, years, amount FROM salesrecords WHERE country = '%A' AND years = $(YY)
SQLの結果は次のようになります。
SELECT country, years, amount FROM salesrecords WHERE country = '%A' AND years = $(YY)
SELECT country, years, amount FROM salesrecords WHERE country = 'Japan' AND years = 2010
SELECT country, years, amount FROM salesrecords WHERE country = '%A' AND years = 2010
シングルクオート内の置換を無視するのチェックを外したときに実際の「%」記号を使用するには、代わりに二つのパーセント「%%」を使用します。 |
OLE DBによるデータのインポート | データのインポートにOLE DBを使用します。(OLE DBとODBCの両方で有効) |
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ODBCによるデータのインポート | データのインポートにODBCを使用します。(ODBC接続でのみ有効) |
ワークシートの自動サイズ | レコードの大きさに合わせてワークシート列の幅を自動調整します。 |
ログイン情報を暗号化する | Originで表示されたときに人の目で読めないように、資格情報/ログイン情報を暗号化します。 |
このダイアログでよく使用されるオプションには、次のボタンが用意されています。
開く | ファイル: 開くメニュー | .ODQ または .ODSファイルを開きます。 |
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保存 | ファイル: 現在のワークシートに保存メニュー | ファイル:新規メニューでダイアログを開き、.ODQファイルとして保存していない場合、SQLエディタダイアログのタイトルにはUntitled.ODQと表示されます。この場合、保存ボタンは接続とクエリーをアクティブワークシートのみに保存します。現在の接続とクエリーが.ODQファイルからロードまたは、.ODQファイルとして保存されていている場合、SQLエディタダイアログのタイトルはファイル名になります。この場合、保存ボタンは対応するファイルを保存します。
Note: インポートボタンをクリックした場合、接続とクエリーは自動でワークシートに保存されます。SQLエディタを再度開くと、実際にはOriginはシートからのクエリーをロードし、ダイアログタイトルにブックとシート名[Book1]Sheet1 を表示します。再度変更を加え、保存をクリックすると、アクティブワークシートに保存されます。 |
プレビュー | クエリー:プレビューメニュー | SQLクエリ結果をプレビューします。 |
インポート | クエリー:インポートメニュー | データベースデータをワークシートにインポートします。 |
すべてのLabTalk変数を置換した後にクエリ文字列をプレビュー | クエリー:置換文字列のプレビューメニュー | クエリー:LabTalkダイアログでLabTalk変数が定義され、LabTalk 置換(%, $) をするにチェック付いている場合、実際のSQL文字列をプレビューできます。 |