行列シートと行列オブジェクトの命名規則

このトピックではOriginの行列シートと行列オブジェクトの名前について説明します。 行列の命名規則はOriginのウィンドウの命名規則をご覧ください。

行列ウィンドウは、最大1024個の行列シートを含めることができます。 以前のバージョンで作成された行列シートの例外はありますが、すべての行列シートには名前がつけられます。 行列ブックには、ショートネームロングネーがありますが、行列シートは1つだけしか名前を持ちません。

Notes: 255シート以上の場合、Unicodeファイル形式 (例 *.opju) で保存する必要があります。Unicode対応のファイルは、Origin 2018 SR0より前のバージョンのOriginでは開けません。

行列オブジェクトは2つの名前を持つことができます。しかし、Originは行列シートの中で行列オブジェクトが作成された順番を表す番号を使用します。

Originの行列シートの命名規則

MSheetN(ショートネーム) 任意の名前: ユーザ定義 (ロングネーム)

行列シートのショートネームの規則

Originの行列シートのショートネームは、次の方法の内の1つで変更できます。


シートのロングネームを表示または名前の変更をする必要がある場合は次のように操作します。

Originの行列シートの命名規則

デフォルトの名前:1, 2, 3, 4 ...

オプション: ユーザ指定

デフォルトの名前 -- 行列オブジェクトのインデックス番号 -- は固定で、シート内で作成されたオブジェクトの順番を表します。 これを変更することはできません。 しかし、行列シート右上角にあるオブジェクトインデックス番号をクリックして、ショートカットメニューから「名前の変更」を選び、任意でロングネームを追加することができます。

行列オブジェクトの名前の規則:

行列データへの参照方法

グラフ作成または分析を実行する場合、行列ウィンドウ名、行列シート名、行列オブジェクトのインデックス番号またはロングネームを組み合わせた標準的な構文を使って行列オブジェクトデータを選択したり、認識します。

[BookName]SheetName!MatrixObject

ワークシートとは異なり、行列オブジェクトには1つのデータセットのみが含まれます。 グラフ作成は、データセット全体を使って行われますが、いくつかの分析操作は、行列の一部のみを使って行うことができます。

Note: (1) ロングネームが定義されおり、(2)「オプション」ダイアログボックスで「ロングネームが利用可能なときはそれを使う」にチェックが付いている場合、 (環境設定:オプション:その他のオプション) 例えば、「作図の詳細」ダイアログボックスなどで選択したデータ範囲を参照する場合、ロングネームが使われます。 そうでなければ、ショートネームが使われます。