場合によっては、フィッティング計算に特定のデータポイントを他のものよりも重視したい場合があります。したがって、フィッティングのデータセットを選択するときは、設定タブのデータ選択ページの重み付け設定を行って、加重フィッティングを実行することもできます。
フィッティング後、次のような重み付けのある結果を得られます。
![]() |
反復アルゴリズムが Levenberg Marquardtの場合、Yの重み付けのみ可能ですが、直交距離回帰(Orthogonal Distance Regression、Pro版のみ)の場合、XとYの重み付けがサポートされています。 |
複数の入力データセットがあるとき、各Y(またはX)データに異なる重み付け法を指定することが出来ます。重み付けは、カイ二乗が減少する手続きで使用されます。異なるケースで使用される式については、反復アルゴリズムを参照してください。
Originは、複数の重み付け法をサポートしており、いくつかはL-Mアルゴリズムでのみ使用できます。下表は各オプションで使用される式の一覧です。ここで、y は、関数パラメータ名を示し、従属変数を示すものではありません。
L-M と ODR アルゴリズムで使用可能なオプション | 重み付け式 |
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重み付けなし |
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機械的 |
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統計的重み付け |
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任意データセット |
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直接的重み付け |
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分散 ~ y^2 |
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分散 = a*y^b |
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分散 = c^b+a*y^b |
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L-M アルゴリズムのみで使用可能なオプション | 重み付け式 |
分散 = a*y^b*c^(tlast−t) |
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分散 ~ yfit |
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分散 ~ yfit^2 |
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分散 = a*yfit^b |
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分散 = c^b+a*yfit^b |
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分散 = a*yfit^b*c^(tlast−t) |
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