非線形曲線フィットや統計ツールを使って実行するような分析操作は、詳細な分析レポートシートを作成します。 これらのシートは、ツリー構造でまとめられたテーブルを含みます。 各ブランチを開いたり、閉じたりして、各テーブルを表示、非表示することができます。 次の画像は非線形フィットツールを使って、セッション中に生成される標準的な分析レポートシートです。
各ブランチの情報は、数多くのショートカットメニューコマンドを経由してそれぞれ独立して操作できます。各ブランチタイトルの後ろにある下矢印をクリックまたは、テーブル上のセルを右クリックをして、ショートカットメニューにアクセスします。
![]() | 各テーブルの左側にあるこのマークをクリックして、テーブルを折りたたみまたは展開します。 |
![]() |
ショートカットメニューコマンド | コメント | ||
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ユーザコメント |
レポートワークシートの任意のテーブルにコメントを追加します。 コメントを追加するには、ブランチタイトルを右クリックして、ユーザコメントを選択します。 テキストボックスにコメントを入力します。 | ||
脚注のコピー |
レポートテーブルのすぐ下にある脚注は、統計検定の結論、曲線フィットの統計情報などを含みます。 脚注を直接コピーできませんが、このショートカットメニューを使って、脚注の内容をクリップボードにコピーできます。 | ||
開いている全ての表をコピー |
開いている全ての表のコピーメニューコマンドを使って、現在の分析レポートシート上で開いている全ての表の内容をコピーして、グラフウィンドウ、ワークシート、レイウアトウィンドウに貼り付けます。 表のグループをグラフやワークシートにテーブルを貼り付けるときは、リンクなしのテキスト/値としてのみ貼り付けできます。 このメニューは、表の開閉により選択された複数の表を一括でコピーし、貼り付け可能です。 | ||
開いている全ての表をコピー(HTML) |
グラフを除く開かれているすべてのテーブルをコピーし、HTMLテーブルとしてExcel / Wordページに貼り付けます。コピーの操作にテーブルが含まれないようにするには、テーブルを折りたたみます。 | ||
表のコピー(テキスト) |
表のコピー(テキスト)メニューコマンドを使って、表の内容をコピーして、グラフウィンドウ、ワークシート、レイウアトウィンドウに貼り付けます。 グラフやワークシートにテーブルを貼り付けるとき、貼り付けまたはリンク貼り付けを行うことができます。 グラフに貼り付けられたテーブルは編集可能です。テーブルをダブルクリックして、テーブルの編集ダイアログボックスを開き、変更を行います。その後、テーブルの更新ボタンをクリックして、ダイアログを閉じ、グラフ上のテーブルに変更を反映します。 | ||
表の転置コピー(テキスト) |
表の転置コピー(テキスト)メニューコマンドを使って、表の内容を転置コピーして、グラフウィンドウ、ワークシート、レイウアトウィンドウに貼り付けます。 グラフやワークシートにテーブルを貼り付けるとき、貼り付けまたはリンクの転置貼り付けを行うことができます。 表のコピー(テキスト)メニューと同様、グラフ上に貼り付けられた表は編集可能です。 | ||
表のコピー(HTML) |
選択されたテーブルをコピーし、HTMLテーブルとしてExcel / Wordページに貼り付けます。 | ||
新しいシートとしてコピーを作成 |
新しいシートとしてコピーを作成メニューコマンドを使って、テーブルの内容を新しいシートにコピーします。 Originは、シートをブックに追加し、テーブルの内容を貼り付けます。 | ||
新しいシートで転置コピーを作成 |
「新しいシートで転置コピーを作成」メニューコマンドはコピーを作成と同じ事を行いますが、この場合貼り付けるテーブルは転置されます。 | ||
拡張 |
全てのブランチを拡張します。 | ||
折りたたむ |
全てのブランチを折りたたみます。 | ||
再帰的拡大 |
このノードのみを拡張します。 | ||
再帰的崩壊 |
このノードのみを崩壊させます。 | ||
ノード設定の保存 |
拡張 この設定は、\UFF\Themes\AnalysisAndReportTable\0-AnalysisNameにDefault.ortとして保存されます。それぞれの分析ツールが1つの設定ファイルを持つことができます。
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パラメータの変更 |
現在の出力に関連付けられているパラメータとともにダイアログボックスを開きます。錠前アイコン(例. | ||
全てのグラフをリセット |
全ての埋め込みグラフをリセットして、デフォルト設定を適用します。 | ||
データセット識別子 |
レポートテーブルを認識するデータセット識別子を変更します。コンテキストメニューから <カスタム>...を選択し、@置換を使用して識別子を指定できます。 | ||
グラフ中に同じ形式のプロットを配列 |
同じタイプのプロットを同一グラフ内に配列するかどうか指定します。このオプションは出力グラフブランチに複数のグラフウィンドウがあるときのみ選択できます。 | ||
フォーマットのコピー/貼り付け |
フォーマットのコピーメニューコマンドを使って、テーブルのフォーマット設定をコピーし、フォーマットの貼り付けメニューで、別のテーブルにこの設定を適用します。(次を参照) | ||
レポートでの桁ダイアログを開き、現在のテーブルの数値データの桁数を設定します。レポートシートの表示桁数ダイアログのデフォルトとして保存をチェックすると、その表示桁数設定がオプションダイアログの表示桁数タブ内にあるレポートシートの表示桁数グループに受け渡され、全てのレポートシートに適用されます。
Note:非線形曲線フィットやピーク分析の後のレポートシートでは、パラメータテーブルの桁数はこのダイアログでは更新できません。変更するにはパラメータ変更ダイアログを開き、パラメータタブの有効桁数の値を変更してください。 | |||
表示 |
テーブルの行と列ヘッダはデフォルトで非表示になっています。 列ヘッダと行ヘッダを選択して、表示したり、非表示にすることができます。 行グリッドまたは列グリッドを選択して、テーブルのグリッド線の表示のオンオフを切り替えることができます。 |
分析レポートシートは、埋め込みグラフを含む場合があります。
この埋め込みグラフは、編集可能なOriginのグラフです。 そのグラフをダブルクリックして、一時的なウィンドウに開くことができます。 グラフで編集を行ったら、ウィンドウのタイトルバー右上角にある閉じるボタン をクリックします。これは、一時グラフを閉じ、レポートシートの埋め込みグラフを更新します。
すべてのグラフをデフォルトの状態に戻すには、レポートシートを右クリックして、全てのグラフをリセットを選択します。
いくつかの分析結果は、分析レポートを作成するのではなく、通常のワークシートに出力されます(例えば、フィット曲線のXYデータ)。 これらの出力列は、錠のアイコンが付いています(再計算モードが手動または自動の場合)。 錠のアイコンは、編集がロックされていることを示します。
レポートシートの表示桁数ダイアログでは、現在のテーブルの数値データの桁数を設定できます。
このダイアログボックスを開くには
デフォルト桁数 |
現在の表の桁数表示は、「オプション」ダイアログ(「環境設定:オプション」)の「数値の表現形式」タブの小数点以下の桁数で決まります。 |
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小数桁数= | 小数点の後に表示される桁数を指定します。桁数テキストボックスに小数点以下の桁数を直接入力またはドロップダウンから選択します。 ここに入力する値は、小数点以下の最大の桁数を入力します。 |
有効桁数= | 表示する桁数です。 有効桁数テキストボックスに桁数を直接入力またはドロップダウンから選択します。 |
桁数の設定をこの分析のデフォルトとして保存する場合はチェックをつけます。分析レポート機能で作成されたレポートシート全てでこの桁数設定が使用されます。オプションダイアログボックスの数値の表現形式タブのレポートでの桁数設定を上書きしないので、注意してください。