Originには、パレットを作成および編集するためにいくつかの組み込みツールがあります。
パレットエディタは古い機能です。Origin2023以降のバージョンでは、代わりにカラーマネージャをご利用ください |
また、このトピックはOriginのパレットの編集に関するものであることに注意してください。多くの標準的なパレットファイルをドラッグアンドドロップして、Originにパレットを追加することもできます。詳細は、カラーリスト・パレットのインポートを参照してください。
パレットエディタは、Microsoftパレットファイル(.PAL)を作成および編集するためのOrigin独自のツールです。組み込みのシステムパレットは「<Originプログラムフォルダ>\Palettes\」フォルダに保存され、ユーザが編集可能なパレットは「<ユーザファイルフォルダ>\Palettes\」フォルダに保存されます。Microsoft .PAL形式でパレットを書く外部アプリケーションを使用して、新しいパレットを作成できます。保存したパレットを「<ユーザファイルフォルダ>\Palettes\」フォルダにコピーするだけで、Originで使用できます。
パレットエディタツールを開きます。
以下のコマンド
palEdit -d
をコマンドウィンドウで実行します。
赤 緑 青 | 指定する色チャネルを切り替えます。これを選択すると、赤チャネルの区間設定を編集できます。 |
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赤 緑 青 | これは、チャネルへ切り替えグループで、色ラジオボタンが選択されている場合にのみ利用できます。指定した色チャネルの区間数を指定します。 |
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このグループは、各区間の幅を指定します。
全セグメントに同じ幅を使う | このチェックボックスにチェックが付いていると、すべてのセグメントが同じ幅、 幅=32となります。 |
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#1 開始 | これは最初の区間の開始の値を指定するのに使用します。これは常に 0 であり、修正できません。 |
#N 終了 | ここでは、Nは1から8となります。N番目の区間の終了値を指定します。最後の区間は常に255となります。 |
このグループは、各色チャネルの区間における線の種類を指定します。そして、チャネルへ切り替えグループで指定した色のラジオボタンが選択されているときのみ利用できます。チャネルの各区間で使用する線の種類を指定します。
全セグメントに同じタイプを使う | このチェックボックスが選択されていると、すべての区間で同じ階調タイプを使い、各区間に対する線のタイプを手動で選択できません。 |
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階調タイプ |
これは、全セグメントに同じタイプを使うチェックボックスにチェックが付いているときのみ利用できます。すべての区間に対して階調タイプを指定します。
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#N |
ここでは、Nは1から8となります。1番目の区間の階調タイプを指定します。 このドロップダウンリストの詳細は、上記の階調タイプのセクションをご覧下さい。 |
ダイアログボックスの下部には、6つのボタンがあります。
保存 | 現在のパレットを現在のファイル名で上書き保存します。パレットが新しく、まだファイル名がない場合、このボタンは使用できません。 |
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名前を付けて保存... | 現在のパレットに新しい名前を付けて保存します。 |
開く | 既存のパレットファイルを開きます。.PAL形式のファイルのみ認識されます。 |
新規 | 新しいパレットを作成します。 |
閉じる | ダイアログを閉じます。 |
>>、<< | カラーカーブを表示または直接操作できるプレビューパネルを開閉します。 |
プレビューは、PalEditダイアログの右パネルでのXYグラフです。X軸は0から255までの色の区間を示します。0が開始で255が終了となります。Y軸は、0から255までのパレットの色の明るさの変化を示します。0が暗く、255が明るくなります。そして、グラフには3つの曲線(赤、緑、青)があり、それぞれ赤、緑、青の変化を表しています。例えば、3つの曲線が同じ数式 y=xの場合、これは色が黒から白へ徐々に変化することを意味します。赤い線の数式がy=255で、青と緑の線の数式が両方ともy=0の場合、赤い色だけがパレット内に現れ、暗い赤から明るい赤へ徐々に変化します。
各セグメントの端に節点があります。階調タイプが現状を維持にセットされていないとき、これらの点をドラッグ&ドロップして、色を変化させることができます。
このチュートリアルは、パレットエディタを使用して、既存のパレットを変更して新しいパレットとして保存する方法を紹介しています。ここで、赤チャネルの低い範囲にある「Fire」パレットの黒い領域を展開します。