フィット関数ビルダで新しいフィット関数を作成する方法を示す簡単なサンプル

内容

  1. 1 サマリー
  2. 2 学習する項目
  3. 3 ステップ
  4. 4 ユーザ定義関数にアクセスするには

サマリー

このチュートルアルは、フィット関数ビルダでフィット関数を作成する方法を示します。

必要なOriginのバージョン:Origin 8.5 SR0

学習する項目

ステップ

  1. Originのメニューで、ツールからフィット関数ビルダを選び、ツールを開きます。最初(処理のゴール)ページで新しい関数の作成をクリックして、進むボタンをクリックして関数名と関数形式ページを開きます。
  2. 関数名と関数形式ページでは新しいフィット関数のためにカテゴリを作成する事も可能です。今回はUser Definedのカテゴリで関数の名前と関数の種類を選択します。
  3. 変数とパラメータページで、以下を行います。
  4. 関数の内容ページで、関数を入力し、各パラメータのピークの属性を選択します。
    double B,sig;
    B=A/(0.5*(sig1+sig2)*sqrt(2*pi));
    sig = x<xc ? sig1:sig2;
    y = y0 + B * exp(-0.5 *((x-xc)/sig)^2);
    Image:Ffb tutorial 5.png
  5. 進むをクリックし、パラメータ初期化ルーチンコードページに行き、初期化コード編集ボックスに次のコードを入力します。
    double cent;
    double sig;
    xc = peak_pos(x_y_curve, &sig, &y0, NULL, &A, &cent);
    sig1 = 0.42466 * (sig - 2 * (cent-xc));
    sig2 = 0.42466 * (sig + 2 * (cent-xc));
    Image:Ffb tutorial 7.png
  6. 進むをクリックし、境界条件と一般線形制約ページに行き、ダイアログを以下の図のようにセットします。
    Image:Ffb tutorial 6.png
  7. 完了ボタンをクリックします。
NOTE:クィックピークガジェットまたは複数ピークフィットツールで利用可能なピーク関数を定義するには、ユーザ定義ピーク関数はピーク関数のカテゴリに存在している必要があります。

ユーザ定義関数にアクセスするには

  1. ユーザ定義関数を使って、非線形フィット機構で曲線フィットを実行します。非線形フィット機構についての詳細は、非線形曲線フィットを参照してください。
    Image:Ffb tutorial 8.png
  2. フィット関数オーガナイザで関数を検索します。フィット関数オーガナイザについての詳細は、フィット関数オーガナイザを参照してください。
    Image:Ffb tutorial 9.png
  3. フィット関数オーガナイザで、この関数を右クリックして、共有先を選択し、PFW カテゴリにこの関数を共有します。そして、この関数を使って、ピークアナライザでピークフィットを実行できます。
    Image:Ffb pafit.png