グラフのフォーマットとテーマ

グラフテンプレートを使用すると、グラフを編集して、その編集内容をファイルに保存できます。 グラフテンプレートを保存すると、編集した内容は、そのテンプレートから作成される新しいグラフのデフォルトのフォーマットオプションになります。グラフのフォーマットテーマは、グラフを作成した後で選択したスタイルやフォーマットを適用できるという点でテンプレートとは異なります。 実際には、グラフのフォーマットとテーマは、グラフテンプレートの設定を上書きします。 これにより、複数のグラフの外観表示をすばやく編集することができます。例えば、グラフの使用目的に応じて、異なるフォーマットを適用したい場合などに利用できます。 また、フォーマットやテーマを使ってグラフまたはオブジェクトの属性を、選択したウィンドウ内、フォルダ内の全グラフ、プロジェクトファイル内の全グラフに適用することもできます。

フォーマットは、Windowsのクリップボードにコピーされたグラフまたはグラフオブジェクトのプロパティです。 テーマは、ファイルに保存されたグラフまたはグラフオブジェクトのプロパティです。 一度グラフまたはグラフオブジェクトのプロパティの設定をテーマファイル(.OTH)として保存しておけば、必要に応じて最適用、または修正することができます。

フォーマットやグラフテーマの基本的な操作は、非常に単純です。

  1. グラフやグラフ上のオブジェクト(テキストラベル、矢印など)を編集します。
  2. 編集したグラフやオブジェクトを選択してフォーマットを(a)コピーするか、(b)属性をテーマとして保存します。
  3. コピー先のグラフやオブジェクトを選択して(a)コピーしたフォーマットを貼り付けるか、(b)グラフテーマをロードします。

フォーマットをコピーして貼り付ける場合、ショートカットメニューやダイアログボックスを使用すると、ソースグラフまたはグラフオブジェクトのプロパティを選択的に適用できます。 詳細は、Originヘルプファイルのフォーマットのコピーと貼り付けをご覧ください。

Origin 2019以降のバージョンを使用している場合は、OriginLabが無料で提供している Theme Preview アプリ をご覧ください。このアプリには、軸、ボックスチャート、配色、等高線図などのグラフに適用できるテーマが含まれています。テーマを単独で、または組み合わせて適用して、まったく新しいテーマを作成できます。さらに、アプリ名が示すように、グラフに適用する前に全ての変更をプレビューできます。