FAQ-872 なぜスクリプト内にwks.addCol や wks.col.nameなどを使用した列名を設定できないのですか?

最終更新:2018/09/25

Origin 2017から新たに、MS Excelと同様のスプレッドシートセル表記がサポートされました。このセル表記が有効になっている場合(ワークブックページの左上にアイコンSpreadsheet cell notation mode.pngがあるとき)、列ショートネームは編集できず、順序変更もできません。

Origin 2017Origin 2018、およびOrigin 2018bでは、win -tやX-Function newbookのようなLabTalkコマンドで作成されたワークブックは、デフォルトでこの列の命名制限が無効になっています。しかし、Origin 2019以降、これらのワークブックはデフォルトで列の命名制限が有効になります。これは、LabTalkスクリプタが注意しなければならない動作上の変更です。

この制限を無効にして、win -tコマンドまたはnewbook X-Functionによって作成されたブックの列ショートネームを変更できるようにするには、次の行コードを実行する必要があります(新しいブックがアクティブであると仮定します)。

page.XLColName=0; // 列ショートネームの制限解除

2017より前のOriginバージョンで同じコードを使用する必要がある場合は、名前を変更するコードの前に以下のように挿入します。

if(@v>=9.4) page.xlcolname=0;

Origin 2019以降を使用していて、それぞれのスクリプトを変更せずに、win -t またはnewbook を呼び出すすべての呼び出しで列の名前付け制限がオフになっていることを確認したい場合は、システム変数ダイアログで@RCN=7というシステム変数を設定できます。



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キーワード:ショートネーム制限, スプレッドシートセル表記, 並べ替え