Worksheet クラスは、ワークシートデータをファイルに保存するExportASCII メソッドがあります。 メソッドは、開始行と開始列、終了行と終了列を指定する引数を持ちます。 また、欠損データ値を取り扱う方法や列ラベルをエクスポートするかどうかを指定することもできます。
以下のサンプルはすべてwksが有効なWorksheet オブジェクトで、strFileNameが目的のファイルへのフルパスおよびファイル名を含む string オブジェクトであるものとします。
最初のサンプルは、ワークシート内のデータをすべてTAB区切りとして、欠損値をスペースとしてファイルに保存するものです。
wks.ExportASCII(strFileName, WKS_EXPORT_ALL|WKS_EXPORT_MISSING_AS_BLANK);
次のサンプルは、ワークシート内のデータをすべてカンマ区切りとして、欠損値をスペースとしてファイルに保存するものです。 さらに列ラベルも保存されます。
wks.ExportASCII(strFileName, WKS_EXPORT_ALL|WKS_EXPORT_LABELS|WKS_EXPORT_MISSING_AS_BLANK, ',');
最後のサンプルは、ワークシート内のデータの最初の2列をカンマ区切りとして、欠損値をスペースとしてファイルに保存するものです。 さらに列ラベルも保存されます。 行と列のインデックスは0から始まります。 終了行と終了列のインデックスは、それぞれ最終行と最終列を示すため -1 にすることができます。
wks.ExportASCII(strFileName, WKS_EXPORT_ALL|WKS_EXPORT_LABELS|WKS_EXPORT_MISSING_AS_BLANK, '\t', 0, 0, // 最初の行、最初の列から開始 -1, 1); // 最終行、2列目で終了